「本を読みたいけれど、なかなか時間が取れない」
そんなふうに感じることはありませんか。
仕事や家事など、毎日の生活にはやることがたくさんあります。
気がつけば一日が終わり、本を開く時間がなかったということもあるでしょう。
でも、そもそも読書は義務ではありません。
自分が興味を持ったことを知りたい。
面白そうな物語を楽しみたい。
そんな気持ちがあるからこそ、本を読むのだと思います。
私自身、会社員時代にも読書を続けてきました。
40代前半までは、主に休日に本を読んでいました。
土日で1冊ほど読むペースです。
その後、仕事の効率を高めようと生活リズムを変え、早朝出社を始めました。
次第に早起きが習慣になり、朝に読書する時間も確保できるようになりました。
振り返ってみると、
読書時間を確保する方法は、生活の変化とともに変わってきたのです。
大切なのは、毎日決まった時間に本を読むことではありません。
自分が読みたい本を見つけ、今の生活の中で、無理なく読める時間を探していくこと。
この記事では、私自身の経験も交えながら、読書時間をつくるための3つの工夫を紹介します。
忙しい毎日の中で、自分に合った読書の時間を見つけるヒントになれば幸いです。
本を読む時間がないのはなぜ?

本を読みたいと思っていても、なかなか時間が取れない。
その理由として、まず思い浮かぶのは、
仕事や家事などで忙しいことではないでしょうか。
確かに、一日の時間には限りがあります。
やらなければならないことを優先していると、読書に使える時間は少なくなります。
ただ、もう一つ考えてみたいことがあります。
それは、自分の生活の中で、読書の優先順位がどのくらい高いかということです。
私たちは、限られた時間の中で、何をするかを選びながら生活しています。
仕事や家事のように、必要だから時間を使うこともあります。
一方で、趣味や楽しみには、自分がやりたいと思うから時間を使います。
読書も、その一つではないでしょうか。
例えば、気になる小説があれば、
少し時間ができたときに続きを読みたくなるかもしれません。
以前から知りたかったことが書かれた本なら、
ほかのことよりも優先して読みたいと思うこともあるでしょう。
反対に、今は読書よりもやりたいことがあるなら、
そちらに時間を使うのも自然なことです。
時間がないから読めない場合もあれば、
今の生活では読書の優先順位がそれほど高くない場合もあります。
もちろん、仕事や家庭の事情で、
自分の好きなことに時間を使えないこともあるでしょう。
それでも、「もっと本を読みたい」と思っているのであれば、
少しだけ時間の使い方を見直してみる価値はあります。
読書時間をつくるには、
まず自分が何を読みたいのかを考え、
そのうえで生活の中に読める時間を探していくことが大切です。
では、具体的に3つの工夫を見ていきましょう。
読書時間をつくる3つの工夫
① 自分が興味を持てる本を選ぶ
読書時間をつくろうと思ったとき、
まず考えたいのは「何を読みたいのか」ということです。
本を読むこと自体を目標にしてしまうと、
時間を確保することが負担になる場合があります。
でも、続きが気になる小説や、
以前から知りたかったことが書かれた本ならどうでしょうか。
少し時間ができたときに、自然と手に取りたくなるかもしれません。
読みたい本があることは、読書の優先順位を上げるきっかけになります。
例えば、歴史に興味があるなら、
気になっている時代や人物について書かれた本を探してみる。
仕事で新しい知識が必要になったなら、
その分野の入門書を読んでみる。
小説が好きなら、以前から気になっていた作家の作品を選んでみる。
最初から難しい本や、世間で評価されている本を選ぶ必要はありません。
大切なのは、自分が「読んでみたい」と思えるかどうかです。
私も会社員時代は、BPR(業務プロセス改革)に携わっていたため、
経営理論やビジネスモデル、さまざまなビジネス手法に関する本を中心に読んでいました。
ただ、それだけに限定していたわけではありません。
直接の仕事には関係が薄いマーケティングの本を読むこともありました。
単純に興味があったからです。
今は、小説や歴史書、心理学など、そのときに関心を持っている本を選んでいます。
興味の対象は、年齢や経験、生活の変化によって変わっていくものだと思います。
ですから、以前は面白いと思っていた分野でも、
今はそれほど読みたいと思わないのであれば、無理に読み続ける必要はありません。
まずは、書店や図書館で気になる本を探してみるのもよいでしょう。
本棚を眺めながら、タイトルや目次を見て、
「もう少し知りたい」「読んでみたい」と感じる本を選んでみる。
すでに読みたい本があるなら、その一冊から始めれば十分です。
本の選び方そのものに正解があるわけではありません。
まずは、自分が読みたいと思える本を一冊見つける。
その本を読むためなら、生活のどこかで少し時間を使いたいと思えるかもしれません。
どんな本を選べばよいのかわからない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
自分の興味から本を探す方法を紹介しています。

② 生活の中で落ち着いて読める時間を探す
読みたい本が見つかったら、
次は生活の中で、いつ読むことができるかを考えてみましょう。
ここで大切なのは、
単に空いている時間を探すのではなく、落ち着いて本を読める時間を探すことです。
例えば、朝早く起きて、家族が起きる前の静かな時間に読む。
夜、家事などを終えてから、ゆっくり本を開く。
会社の昼休みに、一人で過ごせる場所を見つけて読む。
休日に、まとまった時間を確保する方法もあります。
どれがよいかは、その人の生活リズムによって違います。
私自身、40代前半までは、主に休日に本を読んでいました。
通勤は車だったため、
電車の中で本を読むような時間の使い方はできませんでした。
その後、仕事の効率を高めようと、早朝出社を始めました。
朝早く会社に行けば、まだ人が少なく、仕事に集中できます。
午前中の集中しやすい時間を有効に使うことで、
仕事の効率も上がり、早く帰れるようになりました。
この生活を続けるうちに、次第に早起きが習慣になり、
朝に読書する時間も確保できるようになったのです。
最初から読書のために早起きを始めたわけではありません。
生活リズムを見直した結果、
自分にとって読書しやすい時間が朝になったということです。
ただ、誰にでも朝の読書が合うとは限りません。
夜の方が落ち着いて読める人もいるでしょうし、
平日は忙しくても、休日ならゆっくり読める人もいるでしょう。
また、必ずしも長い時間を確保する必要はありません。
最初は15分でも、落ち着いて本に向き合えるなら、それも立派な読書時間です。
反対に、30分空いていても、
周囲が騒がしかったり、ほかのことが気になったりするなら、読書には向かないかもしれません。
まずは、自分の一日の過ごし方を振り返ってみましょう。
朝、昼休み、帰宅後、就寝前、休日など、
比較的落ち着いて過ごせる時間はないでしょうか。
その中から、読書に使えそうな時間をいくつか見つけてみます。
時間が見つからない場合は、
いつも何となく過ごしている時間がないかを振り返ってみるのも一つの方法です。
例えば、夜に何となくスマートフォンを見ている時間があるなら、
その一部を読書に使うという選択もできます。
もちろん、休息や楽しみの時間を無理に削る必要はありません。
大切なのは、今の時間の使い方を確かめたうえで、
自分が読書に使いたいと思える時間を見つけることです。
朝の時間を使って読書を始めたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
朝の生活に読書を取り入れる方法を紹介しています。

③ 実際に試して、自分に合う時間帯を決める
読書に使えそうな時間が見つかったら、
実際にその時間に本を読んでみましょう。
頭の中で考えているだけでは、
その時間帯が自分に合っているかどうかは、なかなかわかりません。
例えば、朝なら落ち着いて読めそうだと思っても、
実際には眠くて集中できないかもしれません。
反対に、夜は疲れて本を読む気にならないと思っていても、
寝る前の静かな時間なら意外と楽しめることもあります。
大切なのは、最初から時間帯を決めつけず、実際に試して確かめることです。
まずは、読書に使えそうな時間を一つ選び、数日間試してみます。
例えば、朝に15分ほど読んでみる。
それが難しければ、夜の落ち着いた時間に変えてみる。
平日はどうしても時間が取れないなら、
休日に30分や1時間ほど確保してみるのもよいでしょう。
試してみたら、次のようなことを振り返ってみます。
- 落ち着いて本を読むことができたか
- ほかの予定に無理が生じなかったか
- またこの時間に読みたいと思えたか
ここで大切なのは、何ページ読めたかではありません。
その時間に読書をすることが、自分の生活に合っているかどうかです。
例えば、朝に読むと集中できるけれど、
睡眠時間が短くなってしまうのであれば、その方法は無理があるかもしれません。
夜なら時間が取れても、疲れて内容が頭に入らないこともあるでしょう。
そうしたことも、実際に試してみなければわかりません。
一方で、最初は15分のつもりでも、
思った以上に集中して読める時間帯が見つかるかもしれません。
自分に合う時間が見つかったら、しばらくその時間に読んでみる。
慣れてきたら、必要に応じて読書時間を少し延ばしてみてもよいでしょう。
また、必ず一つの時間帯に限定する必要もありません。
普段は朝に読み、余裕のある日は夜にも読む。
平日は短い時間だけ読み、休日にゆっくり楽しむ。
そんな組み合わせでもよいでしょう。
生活は、仕事や家庭の状況によって変わります。
以前は読めていた時間帯でも、今は難しくなることがあるかもしれません。
そのときは、また別の時間帯を試してみればよいのです。
読書時間は一度決めたら変えてはいけないものではありません。
生活に合わせて、何度でも見直してよいのです。
時間帯を変えても読書に集中できない場合は、読む環境や読み方も見直してみてください。

読書は毎日できなくてもいい

読書時間をつくろうと思うと、
「毎日少しずつでも読まなければ」と考えてしまうことがあるかもしれません。
でも、読書は必ずしも毎日する必要はありません。
私自身、40代前半までは、主に休日に本を読んでいました。
土日で1冊ほどのペースでしたが、それでも読書を楽しんでいました。
毎日読んでいなくても、読みたい本があり、
自分の生活に合った時間に読めていれば、それで十分ではないでしょうか。
そもそも、読書は何冊読んだか、何時間読んだかを競うものではありません。
本を通して新しいことを知ったり、物語を楽しんだり、
自分の考えを深めたりすることに意味があるのだと思います。
だから、毎日30分読むことを目標にしてもよいですし、
休日にまとめて読む方法でも構いません。
忙しい時期には読書から少し離れることがあってもよいでしょう。
また、読みたい本がないときまで、無理に本を探す必要もありません。
別のことに興味が向いているなら、その時間を楽しむことも大切だと思います。
読書は、より良く生きるための楽しみや学びの一つです。
読書をすること自体が目的になって、
負担を感じるようになってしまっては、少しもったいない気がします。
読みたい本があるときに、自分の生活に合った時間を見つけて読む。
そんな自然な付き合い方でも、読書は十分に楽しめるのではないでしょうか。
まとめ|自分の生活に合った読書時間をつくろう
本を読みたいけれど、なかなか時間が取れない。
そんなときは、無理に時間を捻出しようとする前に、自分の興味や生活のリズムを見直してみましょう。
今回紹介したのは、次の3つの工夫です。
- 自分が興味を持てる本を選ぶ
- 生活の中で落ち着いて読める時間を探す
- 実際に試して、自分に合う時間帯を決める
大切なのは、毎日決まった時間に読むことでも、
たくさんの本を読むことでもありません。
自分が読みたいと思う本を、自分に合った時間に楽しむこと。
まずは、気になる本を一冊見つけて、
今の生活の中で落ち着いて読めそうな時間を探してみてはいかがでしょうか。
その時間が今の生活に合わなければ、別の時間帯を試してみればよいのです。
自分に合った読書の時間が見つかれば、
本を読むことが、毎日の暮らしを少し豊かにしてくれると思います。

