考えがまとまらないときのメモ術|思考を整理する3ステップ

考えがまとまらないときのメモ術|思考を整理する3ステップ

考えがまとまらないとき、

「もっと考えれば整理できるはず」

と思ってしまうことがあります。

でも実際には、考えれば考えるほど頭の中が混乱することもあります。

問題。
感情。
情報。
アイデア。
やるべきこと。

これらが混ざると、何から考えればいいのか分からなくなります。

そんなときに役立つのが、メモに書き出すことです。

書くことで、頭の中にあるものを外に出せます。

そして、

何が問題なのか。
何が原因なのか。
何をまずすればいいのか。

を少しずつ分けて考えられるようになります。

私自身、仕事で複雑な課題を考えるときは、まずノートに書き出すことから始めていました。

頭の中だけで整理するより、紙の上に出した方が、考えの構造が見えやすくなるからです。

思考整理メモに、特別なノート術は必要ありません。

大切なのは、

外に出す。
分ける。
次の一歩を決める。

この3つです。

この記事では、考えがまとまらないときに使える、シンプルな思考整理メモの書き方を紹介します。


そもそも思考整理をどんな順番で進めればいいのか知りたい方は、
こちらの記事で全体像を紹介しています。

目次

なぜメモを書くと考えが整理されるのか

なぜメモを書くと考えが整理されるのか

考えがまとまらないとき、多くの場合は「考えが足りない」のではありません。

いくつもの要素が頭の中で混ざっている状態です。

メモを書くと、その混ざった状態を少しずつほぐせます。

頭の中の考えを外に出せる

頭の中だけで考えていると、同じことを何度も繰り返しやすくなります。

でも、メモに書くと考えが目の前に現れます。

すると、

何を考えているのか。
何が曖昧なのか。
どこで引っかかっているのか。

が見えやすくなります。

頭の中にあるものを外に出すだけでも、思考は扱いやすくなります。

混ざっているものを分けられる

考えがまとまらないときは、

問題。
原因。
感情。
アイデア。
やるべきこと。

などが一緒になっていることがあります。

たとえば、

「仕事がうまく進まない」

と感じていても、本当に問題なのは仕事量なのか、優先順位なのか、人間関係なのかは分かりません。

メモに書くと、それぞれを別々に見られるようになります。

混ざっているものを分けること。

それだけでも、考える順番が見えやすくなります。

考え同士の関係が見えてくる

書き出したものを眺めていると、

「この問題は、ここにつながっている」

「この原因が、別の悩みにも影響している」

といった関係が見えてくることがあります。

頭の中では断片だったものが、紙の上では構造として見えてきます。

メモは、考えを並べるだけではありません。

思考の構造を見える形にする道具

でもあります。

思考を整理するメモの3ステップ

思考を整理するメモの3ステップ

メモを書くときは、最初からきれいに整理しなくても構いません。

大切なのは、

外に出す。
分ける。
次の一歩を決める。

この順番です。

1. まず思いつくことを書き出す

最初に、頭の中にあるものをそのまま出します。

たとえば、

  • 気になっていること
  • 不安
  • アイデア
  • やるべきこと
  • まだ言葉になっていない違和感

などです。

文章にする必要はありません。

単語や短い言葉でも十分です。

ここで大切なのは、最初から整理しないこと

考えをまとめてから書こうとすると、かえって手が止まります。

まずは、

「今、頭の中に何があるのか」

を外に出します。


紙に書き出した考えを、さらに広げたり、関係をつないだりしたいときは、手書きメモが役立ちます。

見開きやキーワード、線や矢印を使って考えを動かす方法は、こちらの記事で紹介しています。

2. 書いたものを分ける

次に、書き出した内容を分けます。

悩みなら、

  • 問題
  • 原因
  • 感情
  • 行動

アイデアなら、

  • 思いついたこと
  • 関係しそうなこと
  • 試してみたいこと

という分け方でも構いません。

大切なのは、正しく分類することではなく、

混ざっているものを、いったん別々に見ること

です。

分けてみると、

「これは問題ではなく、不安だった」

「原因だと思っていたものは、結果かもしれない」

と気づくこともあります。

3. 次の一歩を一つ決める

最後に、

「まず何をするか」

を一つだけ書きます。

大きな解決策でなくて構いません。

  • 30分だけ考える
  • 一つ調べる
  • 誰かに聞く
  • 情報を整理する
  • 小さく試す

くらいで十分です。

考えがまとまらないときに、すべてを決めようとすると動けなくなります。

だからこそ、

「次に何を一つやるか」

まで決めれば十分です。

思考整理メモの目的は、完璧な答えを出すことではありません。

考えを整理し、次に進める状態をつくること。

そこまでできれば十分です。


考えたあとに小さく試してみる方法については、こちらの記事も参考になります。

メモを書くときの3つのルール

思考整理メモは、複雑にしない方が使いやすくなります。

意識したいのは、次の3つです。

1. 一つのテーマに絞る

一度にいろいろ考えようとすると、また思考が混ざります。

まず、

「今、何について考えるのか」

を一つ決めます。

たとえば、

  • 仕事が進まない理由
  • 次に試したいアイデア
  • 最近気になっていること

くらいで十分です。

1ページ1テーマくらいの感覚で書くと、あとから見返しやすくなります。

2. 文章にしすぎない

メモは、きれいな文章を書くためのものではありません。

単語。
短い文。
矢印。
箇条書き。

くらいで十分です。

文章にしようとすると、

「どう書けば分かりやすいか」

を考え始めてしまいます。

思考整理で大切なのは、伝えることではなく、

考えを見える形にすること

です。

3. 最初から正解を出さない

原因や解決策を書くときも、

「これが正しい」

と決める必要はありません。

「たぶん」

「もしかすると」

「こうかもしれない」

くらいで構いません。

考えを仮置きしておくと、あとから別の見方を加えやすくなります。

思考整理メモは、答えを確定するためではなく、

考えを動かしながら形にするためのもの

です。

思考整理メモが役立つ3つの場面

思考整理メモが役立つ3つの場面

思考整理メモは、日常の中で

「少し頭が散らかっている」

と感じたときに使えます。

1. 悩みが頭から離れないとき

悩みがあると、同じことを何度も考えてしまいます。

そんなときは、まず頭の中にあるものを書き出します。

すると、

「何に悩んでいるのか」

「どこが一番気になっているのか」

が見えやすくなります。

悩みを消せなくても、

扱える形にすること

はできます。


考えではなく「感情」が頭から離れないときは、
無理に整理せず、その反応だけを短く記録する方法もあります。

2. やることが多くて迷うとき

やることが多いと、すべてが同じように重要に見えてしまいます。

そんなときは、

やること。
気になっていること。
今すぐでなくてもいいこと。

を一度書き出してみます。

並べてみると、

「今日はこれを進めればいい」

というものが見えてくることがあります。

メモは、

今、何に意識を向けるかを決める

ためにも使えます。


選択肢が多く、判断そのものに迷っている場合は、判断を減らす考え方も役立ちます。

3. アイデアを整理したいとき

アイデアは、頭の中だけに置いておくと消えてしまいます。

思いついたら、まず短い言葉で残します。

そのあと、

「これとこれがつながりそうだ」

と、線や矢印でつないでみます。

最初から完成した企画にする必要はありません。

断片のまま残しておくことで、あとから別の考えと結びつくこともあります。

メモは、

アイデアを保存するだけでなく、育てる場所

としても使えます。


アイデアを整理するだけでなく、
新しい発想を広げたい場合は、こちらの記事で具体的な方法を紹介しています。

朝5分でできる思考ログ

私は、朝に5分ほどノートを開いて、頭の中を軽く整理することがあります。

書くのは、主に3つです。

  • 昨日のこと
  • 今日進めたいこと
  • 気づいたこと

長く書く必要はありません。

「昨日は考えることが多かった」

「今日は記事を1本仕上げたい」

「最近、同じテーマを何度も考えている」

くらいで十分です。

朝に少し書くだけでも、頭の中に残っていたものを一度外に出せます。

すると、

「今日は何を優先したいのか」

「何がまだ気になっているのか」

が見えやすくなります。

大切なのは、毎朝きちんと書くことではありません。

その日の思考を一度整える時間をつくること

です。

5分でも、1分でも構いません。

昨日を振り返る。
今日の方向を確認する。
気づきを一つ残す。

それだけでも、思考は少し整います。

1分ワーク|今の考えを3つに分ける

最後に、実際にメモを書いてみましょう。

ノートでも、スマホでも構いません。

今気になっていることを一つ選んで、次の3つを書きます。

1. 今、何が気になっているか

問題や悩みを、そのまま書きます。

2. なぜそうなっていると思うか

原因らしきものを書きます。

正解でなくて構いません。

3. まず何をするか

次の一歩を一つだけ決めます。

「候補を3つに絞る」

「今日やることを一つ決める」

「10分だけ調べる」

といった小さな行動で十分です。

思考整理メモで大切なのは、完璧な答えを出すことではありません。

頭の中にあるものを外に出し、扱いやすくすること。

まずは1分だけ、今気になっていることを書いてみてください。


メモや日記を、
自分の思考や感情を観察するために使う考え方については、こちらの記事で整理しています。

まとめ|メモは「書きながら考える」ための道具

考えがまとまらないとき、
頭の中だけで整理しようとすると、同じところをぐるぐる回ることがあります。

そんなときは、一度メモに出してみます。

ポイントは、

外に出す。
分ける。
次の一歩を決める。

この3つです。

メモは、考えがまとまってから書くものではありません。

書きながら考えるための道具です。

最初からきれいに整理する必要はありません。

文章にする必要もありません。

原因や答えが正しいかどうかも、いったん気にしなくて大丈夫です。

まず書いてみる。

書いたものを眺める。

そこから、

「本当に気になっているのは何だろう」

「まず何をすればいいだろう」

と考えていきます。

思考整理の目的は、完璧な答えを出すことではありません。

考えを扱える状態にして、少し前に進めること。

考えが混ざってきたと感じたら、まず紙やメモアプリの上に出してみてください。

そこから、思考は少しずつ整理され始めます。

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