何か新しい習慣を始めようとすると、
「続けられるだろうか」
「本当に自分に合っているだろうか」
「せっかく始めるなら、長く続けたほうがいいのでは」
と考えてしまうことがあります。
でも、最初から一生続けると決める必要はありません。
まずは、30日だけ試してみる。
そんな始め方があってもいいと思います。
私自身、会社を辞めてから朝のウォーキングを始めました。
最初から今の形が決まっていたわけではありません。
歩く時間帯を変えたり、
歩く時間を調整したりしながら、
自分に合うやり方を探してきました。
その中で、
朝一番に昨日の行動や感情を短く記録する。
そのあとに本を読む。
そしてウォーキングに出る。
という流れが、少しずつ定着していきました。
大切だったのは、
「毎日歩き続けること」だけではありません。
実際に試しながら、
自分の生活の中で、どんな形なら無理なく続けられるのか
を確かめたことでした。
30日チャレンジも、同じように考えることができます。
30日間、完璧に続けることが目的ではありません。
一定期間試してみて、
「これは自分に合っているか」
「少し変えたほうがいいか」
「やめたほうがいいか」
を確かめる。
この記事では、30日チャレンジを、
自分に合う習慣や行動を見つけるための小さな実験
として使う方法を紹介します。
まずはもっと短く、小さく試してみたい人は、
以下の記事も参考になります。
30日チャレンジより手前にある、試して確かめる基本の考え方をまとめています。

30日チャレンジとは?

30日チャレンジとは、
何か一つの行動を、30日間だけ試してみる方法
です。
たとえば、
- 朝10分、本を読む
- 毎日20分歩く
- 寝る前にストレッチをする
- 1日1回、新しいことを試す
- 毎日短いメモを書く
といったものです。
特別な道具は必要ありません。
やってみたいことを一つ決めて、
30日という期間を区切って試してみる。
それだけです。
ただし、ここで一つ気をつけたいことがあります。
それは、
「30日続ければ習慣になる」と考えすぎないこと
です。
人によって生活のリズムも違えば、
続けやすい時間帯も違います。
同じ行動でも、
朝なら続く人もいれば、
夜のほうが合う人もいます。
10分なら無理なくできても、
30分になると負担に感じることもあります。
だから30日は、
習慣を完成させるための期間というより、
自分に合うかを確かめるための区切り
と考えたほうが使いやすいと思います。
まず30日だけ試す。
その中で、
「これは続けやすい」
「少しやり方を変えたい」
「思ったほど自分には合わない」
といったことが見えてきます。
30日チャレンジは、
続けることを証明するためのものではありません。
自分とその行動の相性を見るための、小さな実験です。
30日チャレンジの目的は「続けること」ではない
30日チャレンジというと、
「30日間、一日も休まず続ける」
というイメージを持つかもしれません。
もちろん、毎日続けることを目標にしても構いません。
ただ、それだけを目的にすると、
できなかった日があるだけで、
「失敗した」
「また続かなかった」
と感じやすくなります。
すると、
本来試してみたかったことよりも、
30日間、記録を途切れさせないこと
のほうが目的になってしまいます。
でも、30日試して本当に知りたいのは、
何日続けられたかだけではありません。
たとえば、
- どの時間帯ならやりやすかったか
- どれくらいの量なら負担にならなかったか
- 忙しい日にはどうなったか
- やってみて気分や生活に変化があったか
- これからも続けたいと思えたか
こうしたことも、実際にやってみなければ分かりません。
できなかった日があったとしても、
そこから、
「この時間帯は難しそうだ」
「この量では少し負担が大きい」
「平日はできるけれど、休日は合わない」
と分かれば、それも一つの結果です。
30日間すべてできたから成功。
途中で何日か抜けたから失敗。
そう考える必要はありません。
むしろ大切なのは、
30日という期間を使って、自分とその行動の相性を観察すること
です。
合っていれば、そのまま続ける。
少し負担があるなら、やり方を変える。
やってみたけれど違うと思えば、やめてもいい。
そう考えると、30日チャレンジは、
自分を縛るためのものではなく、
自分に合うやり方を見つけるための実践期間
になります。
では、実際に始めるとき、
どんなことを意識すればよいのでしょうか。
ここからは、3つのコツを紹介します。
30日チャレンジの始め方|3つのコツ

1.最初に「30日だけ」と決める
新しいことを始めるとき、
「これから毎日続けよう」
と最初から考えると、
少し重く感じることがあります。
続けられるか分からないのに、
先のことまで決めようとするからです。
そこで、最初は、
「30日だけ試してみる」
と決めます。
続けるかどうかは、
30日後に考えればいい。
そうすると、
「一生続けられるだろうか」
ではなく、
「まず1か月なら試せそうだ」
と考えやすくなります。
たとえば、
毎朝20分歩く。
寝る前に10分ストレッチをする。
毎日5分だけ本を読む。
こうしたことも、
「これからずっと続ける習慣」
として考えると、
少し身構えてしまうかもしれません。
でも、
「30日だけ試してみる」
なら、始めるハードルは下がります。
そして30日後に、
- このまま続けたい
- 少しやり方を変えたい
- 今の自分には合わない
と判断すればいい。
最初から習慣にすることを決めるのではなく、
試してから決める。
この順番にすることで、
新しいことを始めやすくなります。
30日という期間は、
何かを自分に強制するためのものではありません。
判断を急がず、実際に試してみるための時間
として使う。
これが、1つ目のコツです。
2.途中で条件を変えすぎない
30日チャレンジでは、
途中でやり方を変えすぎないことも大切です。
たとえば、
「朝に10分歩く」
と決めたのに、
次の日は夜に30分、
その次の日は昼に5分、
さらに翌日は別の運動に変える。
これでは、
何が自分に合っているのか分かりにくくなります。
もちろん、
体調や予定に合わせて多少変えるのは問題ありません。
ただし、
自分との相性を確かめたいなら、
ある程度、同じ条件で試してみる
ほうが見えやすくなります。
私も朝のウォーキングを始めたとき、
時間帯や歩く時間をいろいろ試しました。
その中で、
朝一番に昨日の行動や感情を短く書く。
そのあとに本を読む。
そしてウォーキングに出る。
という流れが、
自分には合っていると分かってきました。
もし毎日のように条件を変えていたら、
どの流れが自分に合っているのか、
分かりにくかったと思います。
30日チャレンジは、
毎日工夫し続けることが目的ではありません。
まずは一定の条件で試してみる。
そして、
「この時間帯ならやりやすい」
「このくらいの量なら負担にならない」
「この順番だと自然に続けられる」
といったことを見る。
途中で少し違和感があっても、
すぐに変えずに数日試してみる。
それでも合わないなら、
そこで条件を変える。
このくらいで十分です。
30日という期間を、
ただ回数を積み重ねる時間ではなく、
自分に合う条件を見つけるための観察期間
として使う。
これが、2つ目のコツです。
3.最後に「続ける・変える・やめる」を決める
30日チャレンジが終わったら、
最後に一度、
やってみたことを振り返ります。
ここで大切なのは、
「30日間できたかどうか」
だけで判断しないことです。
見るのは、
自分に合っていたかどうか
です。
たとえば、
- 無理なく続けられたか
- 時間帯は合っていたか
- 負担が大きくなかったか
- 生活の流れに入りやすかったか
- やってみて良い変化があったか
- これからも続けたいと思えるか
といったことを見ます。
そのうえで、
次の3つから選びます。
- このまま続ける
- 少しやり方を変える
- いったんやめる
30日間やったからといって、
必ず続けなければいけないわけではありません。
やってみた結果、
「自分には合わなかった」
と分かることもあります。
それも立派な結果です。
また、
「内容は悪くないけれど、この時間帯は合わない」
「毎日は難しいけれど、週3回なら続けられそう」
ということもあります。
その場合は、
少し条件を変えて、
もう一度試してみればいい。
30日チャレンジは、
続けることを証明するためのものではなく、次にどうするかを決めるための材料を集めるもの
と考えると使いやすくなります。
30日後に、
続ける。
変える。
やめる。
どの結論になっても構いません。
大切なのは、
実際に試したことで、
自分に合うかどうかが、始める前より少し分かること。
それが、30日チャレンジの大きな意味だと思います。
30日後に「このままでいいのか」をもう少し丁寧に考えたいときは、
以下の記事も参考になります。
続けることを前提にせず、今の自分に合っているかを見直すための記事です。

30日間、毎日できなくてもいい

30日チャレンジという名前を見ると、
「30日間、毎日続けなければいけない」
と思うかもしれません。
でも、そこまで厳密に考えなくてもいいと思います。
予定が入る日もあります。
体調がすぐれない日もあります。
旅行や外出で、
いつもの流れが崩れることもあります。
そんな日にできなかったからといって、
30日チャレンジそのものが失敗になるわけではありません。
むしろ、
できなかった日も含めて見ることで、
自分の生活との相性が分かってきます。
たとえば、
「平日はできるけれど、休日は難しい」
「朝は続けやすいけれど、夜は忘れやすい」
「予定がある日は、量を減らしたほうがよさそうだ」
といったことです。
こうしたことは、
実際に一定期間試してみるからこそ見えてきます。
大切なのは、
空白をなくすことではありません。
どんな日なら続けやすく、どんな日には難しくなるのかを見ること
です。
記録するなら、
○やチェックをつけるだけでも十分です。
できなかった日は、
空欄のままでも構いません。
その空欄を、
「できなかった証拠」
ではなく、
生活の流れを知るための手がかり
として見る。
30日間を完璧に埋めるより、
終わったあとに、
「自分はどんな条件なら続けやすいのか」
が少し分かる。
そのほうが、
30日チャレンジをする意味は大きいと思います。
できた日だけを簡単に見える化したいなら、
以下の記事も参考にしてみてください。
空欄を失敗ではなく、自分の生活を観察する手がかりとして見る方法です。

30日チャレンジに向いているテーマ
30日チャレンジに向いているのは、
少し気になっているけれど、自分に合うかまだ分からないこと
です。
たとえば、
- 朝10分だけ本を読む
- 毎日20分歩く
- 寝る前にストレッチをする
- 朝5分だけ片づける
- 1日1ページ、日記を書く
- 夜のスマホ時間を少し減らす
- 毎日一つ、新しいことを試す
- 毎日一枚、写真を撮る
といったものです。
ポイントは、
最初から大きな変化を求めないことです。
「毎日1時間運動する」
「本を毎日100ページ読む」
のように負担が大きいものより、
今の生活に少し入れられそうなこと
のほうが試しやすくなります。
また、
結果がすぐに出ることばかりを選ぶ必要もありません。
30日間やってみて、
「気分が少し変わった」
「生活の流れが整った」
「思ったほど自分には必要なかった」
と分かるだけでも十分です。
何を試すか迷ったときは、
「前から少し気になっていたことは何だろう」
と考えてみると、
テーマを見つけやすくなります。
いきなり大きく変えるのではなく、
まず30日だけ試してみる。
それくらいの軽さで始めるほうが、
自分に合うものを見つけやすいと思います。
「何を試せばいいか思いつかない」という場合は、
以下の記事から、気になるものを一つ選んでみてもいいでしょう。

1分ワーク|30日だけ試すことを一つ決める
ここまで読んだら、
30日だけ試してみたいことを、
一つ決めてみましょう。
難しく考える必要はありません。
次の3つを書いてみてください。
- 今、少し気になっていることは何か
- 30日だけなら試せそうなことは何か
- 30日後に、何が分かれば十分か
たとえば、
「朝に歩く習慣が自分に合うか確かめたい」
なら、
- 朝20分歩く
- 30日だけ試す
- 朝のほうが続けやすいかを見る
という形で十分です。
ここで大切なのは、
「何日できれば成功か」を先に決めすぎないこと
です。
30日後に知りたいのは、
記録の数字だけではありません。
「この時間帯は合っている」
「このくらいなら無理なくできる」
「思っていたほど自分には必要なかった」
といった、
自分なりの感覚や気づきです。
だから最後の問いは、
「30日後に何が分かれば十分か」
にします。
続けるかどうかは、
そのあとで決めればいい。
まずは一つだけ選んで、
30日間、自分との相性を確かめてみる。
それくらいの気持ちで始めてみてください。
まとめ
新しいことを始めるとき、
最初から長く続けようとすると、
少し重く感じることがあります。
そんなときは、
まず30日だけ試してみる。
それくらいの始め方でも十分です。
30日チャレンジで大切なのは、
毎日完璧に続けることではありません。
一定期間試してみて、
自分に合うかどうかを確かめること
です。
そのために、
- 最初に「30日だけ」と決める
- 途中で条件を変えすぎない
- 最後に「続ける・変える・やめる」を決める
という3つを意識します。
30日後に、
「これなら続けたい」
と思えば続ける。
少し負担があるなら、
やり方を変える。
自分には合わないと思えば、
やめても構いません。
どの結論になっても、
実際に試したことで、
始める前より自分のことが少し分かっています。
30日チャレンジは、
自分を縛るためのものではありません。
自分に合うものを見つけるための、小さな実験です。
気になることがあるなら、
まずは一つだけ選んで、
30日だけ試してみてください。

