本を読みたいと思っても、
どんな本を選べばよいのか迷うことはありませんか。
書店には話題の本やベストセラーが並び、
インターネットでもおすすめの本が数多く紹介されています。
けれど、評判のよい本が、必ずしも自分に合うとは限りません。
私はこれまで、
仕事に関するビジネス書から歴史書、小説まで、さまざまな本を読んできました。
その経験から感じるのは、
自分に合う本かどうかは、結局、読んでみないとわからないということです。
同じ本でも、読むときの知識や経験、関心によって、感じ方は変わります。
だからこそ、本選びで大切なのは、
最初から正解の一冊を探すことではなく、
今の自分の興味を大切にして、自分で選んでみることではないでしょうか。
この記事では、私自身の読書経験を交えながら、本を選ぶときの3つのコツを紹介します。
自分なりの本の選び方を見つけるヒントになればうれしいです。
自分に合う本を選ぶには?

本を選ぶとき、何を基準にしていますか。
ベストセラーになっている本、評判のよい本、好きな著者の本など、選び方はいろいろあります。
もちろん、そうした情報を参考にするのも一つの方法です。
ただ、私が大切にしているのは、
今の自分が何に興味を持っているかということです。
例えば、最近は飛鳥・奈良時代の歴史書をよく読んでいます。
きっかけは、図書館で偶然手に取った、その時代を舞台にした小説でした。
読み進めるうちに、
「そういえば、日本という国の形は、この頃につくられていったんだな」
と興味が湧いてきたのです。
そこから歴史書も読むようになり、次第に詳しい内容の本へと関心が広がっていきました。
最初から飛鳥・奈良時代の歴史を体系的に学ぼうと考えていたわけではありません。
一冊の本との偶然の出会いが、次の読書につながったのです。
一方、会社員時代によく読んでいたビジネス書は、少し選び方が違いました。
新しいビジネスの動向や考え方を知りたくて、
書店で話題の本を手に取り、内容を確かめながら選んでいました。
このように、本の選び方は興味や目的によって変わってよいと思います。
大切なのは、評判や人気だけを基準にするのではなく、
今の自分が何を読みたいのかを考えてみることです。
では、実際に本を選ぶときは、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
ここからは、私が普段の読書で実践している3つのコツを紹介します。
本の選び方|自分に合う本を選ぶ3つのコツ
① 今の自分が気になる本を選ぶ
本を選ぶときは、
まず自分が何に興味を持っているのかを大切にしてみましょう。
「仕事に役立つ知識を得たい」
「歴史についてもっと知りたい」
といった目的があれば、それを手がかりに本を探せます。
一方で、特に目的が決まっていなくても構いません。
図書館や書店の棚を眺めていると、
思いがけず気になる本に出会うことがあります。
タイトルが気になったり、表紙に惹かれたり、
たまたま目に入ったテーマに興味を持ったり。
そんな偶然の出会いも、本を選ぶきっかけになります。
また、話題になっている本を手に取るのも悪いことではありません。
私も会社員時代は、新しいビジネスの動向を知るために、
書店で話題の本をよく探していました。
大切なのは、人気があるからという理由だけで選ぶのではなく、
その内容に自分が興味を持てるかどうかです。
本を選ぶときに、難しく考えすぎる必要はありません。
今の自分が「ちょっと読んでみたい」と感じることも、立派な選ぶ理由です。
まずは、その興味を入口にしてみましょう。
どんな分野の本を読めばよいか迷っている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
新しい興味を見つけるヒントを紹介しています。

② 本の中身を見て、自分で確かめる
気になる本が見つかったら、実際に中身を確かめてみましょう。
タイトルや表紙だけでは、
どのような内容が書かれているのか、どのくらい詳しく説明されているのかはわかりません。
まずは目次を眺め、興味のあるところを少し読んでみます。
そのときに大切なのは、同じテーマの本を見比べてみることです。
私は普段、図書館をよく利用しています。
特に歴史書を探すときは、
書棚に並んでいる同じ分野の本を手に取り、内容を比較しています。
例えば、ある時代について基本的なことがわかってきたら、
次はもう少し詳しく書かれた本を探します。
同じ時代を扱っていても、
出来事の流れを中心に説明した本もあれば、
政治の仕組みや人物の関係を詳しく掘り下げた本もあります。
今の自分が知りたいことに合っているか、実際に中身を見ながら選んでいます。
ビジネス書の場合は、書店を利用することが多いですね。
どのような本が話題になっているのかを見て回り、
気になる本があれば、少し立ち読みして内容を確かめます。
著者の名前だけで選ぶことは、基本的にありません。
大切なのは、その本に今の自分が知りたいことが書かれているかどうかです。
また、難しい本を選ぶ必要もありません。
内容がまだ難しそうなら、
もう少し基本的なことから説明している本を選ぶのもよいでしょう。
反対に、すでに知っている内容が多ければ、少し詳しい本を選んでみる。
こうして何冊か見比べると、
自分が今どのくらいの詳しさを求めているのかも見えてきます。
もちろん、中身を少し確認しただけで、
自分に合う本かどうかが完全にわかるわけではありません。
それでも、自分で手に取り、比較して選ぶことが、
納得できる本選びにつながるのではないでしょうか。
少し難しい本に挑戦してみたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
内容がすぐに理解できないときの読み進め方を紹介しています。

③ 読んだ本から次の一冊を選ぶ
一冊の本を読んだら、
その経験を次の本選びに生かしてみましょう。
本を読んでいると、
最初は気にしていなかったことに興味が湧いたり、
新しい疑問が生まれたりすることがあります。
そんなときは、その関心を手がかりに次の本を探してみます。
私も歴史書を読み進めるうちに、もっと詳しく知りたいことが増えていきました。
最初は時代の全体像をつかめる本を選んでいましたが、
基本的な知識が増えるにつれて、より詳しい内容の本を読むようになりました。
同じ時代を扱っていても、本によって取り上げる出来事や解釈が異なります。
何冊か読んでいくうちに、それまで気づかなかったことが見えてくるのも面白いところです。
もちろん、一つのテーマを深く追いかける必要はありません。
一冊読んで十分に満足することもあれば、
まったく違うジャンルの本が気になり始めることもあるでしょう。
また、読んでみたものの、
あまり興味を持てなかったという経験も、次の本選びの参考になります。
なぜ面白く感じなかったのか。
内容が難しかったのか、
それとも今の自分にはあまり関心のないテーマだったのか。
そんなことを少し考えてみると、自分がどのような本を読みたいのかも見えてきます。
本を選ぶための手がかりは、これまでに読んだ本の中にもあります。
一冊読んで、次に気になる一冊を選ぶ。
その繰り返しで、自分の興味に合った読書が少しずつ広がっていくのではないでしょうか。
自分に合う本は、読んでみないとわからない

ここまで、本を選ぶための3つのコツを紹介してきました。
ただ、私はこれまで多くの本を読んできて、一つ感じていることがあります。
それは、自分に合う本かどうかは、結局、読んでみないとわからないということです。
評判のよい本でも、
実際に読んでみると、それほど面白く感じないことがあります。
反対に、何気なく手に取った本が、思いがけず心に残ることもあります。
そして、本との相性は、本の内容だけで決まるものでもありません。
読むときの自分の知識や経験、関心によっても変わると思うのです。
例えば、以前は難しく感じた本でも、
ほかの本を読んで知識が増えたあとなら、理解できることがあります。
また、仕事で新しい経験をしたあとに本を読むと、
以前は気にも留めなかった部分に興味を持つかもしれません。
同じ本でも、読む時期が違えば、受け取るものも変わるのです。
だからこそ、本を選ぶときに、あまり正解を求めすぎる必要はないと思います。
どれほど慎重に選んでも、読んでみなければわからない部分は残ります。
それなら、今の自分が気になる本を、自分で選んでみる。
期待した内容と違ったとしても、それは必ずしも失敗ではありません。
その本を読んだからこそ、
自分が何に興味を持ち、何を求めていたのかに気づくこともあります。
また、今は合わなかった本が、何年か後には面白く感じられるかもしれません。
本との出会いには、そんな面白さもあります。
本選びに、いつでも通用する正解はありません。
今の自分の興味を大切にして、一冊を選んでみる。
そして、読んで感じたことを、また次の本選びに生かしていく。
私は、そんなふうに本を選びながら、これからも読書を楽しんでいきたいと思っています。
以前読んだ本を、時間をおいて読み返してみるのも面白いものです。
以下の記事では、再読によって生まれる新しい気づきを紹介しています。

まとめ|今の自分が気になる一冊を選ぼう
今回は、自分に合う本を選ぶための3つのコツを紹介しました。
- 今の自分が気になる本を選ぶ
- 本の中身を見て、自分で確かめる
- 読んだ本から次の一冊を選ぶ
本を選ぶとき、評判やおすすめを参考にするのもよいでしょう。
ただ、どんなに評価の高い本でも、自分に合うとは限りません。
また、今はあまり興味を持てない本でも、
知識や経験が増えたあとなら、違った面白さを感じることもあります。
だからこそ、最初から自分にぴったりの一冊を探そうとしなくてもよいと思います。
図書館や書店で、気になる本を手に取ってみる。
読んでみて新しい疑問が生まれたら、その疑問を手がかりに次の本を探してみる。
そんなふうに、自分の興味に合わせて本を選んでいけばよいのではないでしょうか。
大切なのは、自分の興味を大切にし、自分で選ぶこと。
その一冊が、思いがけない新しい世界への入口になるかもしれません。

