目標が合わなくなったとき|今の自分に合わせて見直す3つの視点

目標が合わなくなったとき|今の自分に合わせて見直す3つの視点

以前は、これを目指したいと思っていた。

そのために時間を使い、努力もしてきた。

でも、あるときから少し違和感が出てくることがあります。

前ほど気持ちが動かない。

達成したいと思っていたはずなのに、今の自分には少し合わなくなっている。

そんなとき、

「途中で目標を変えてもいいのだろうか」

と思うことがあります。

せっかくここまで続けてきた。

自分で決めた目標でもある。

だから、簡単には手放しにくい。

でも、目標が合わなくなることは、意志が弱くなったからとは限りません。

自分の立場が変わる。

環境が変わる。

大切にしたいことも変わる。

そうすれば、以前はしっくりきていた目標との関係が変わることもあります。

私自身、会社員時代は、

自分で起案したプロジェクトのリーダーとして、目指すビジョンに向かって進んでいました。

今は会社を離れ、一人で、「知的生活ラボ」というプロジェクトをやっています。

ラボという名前の通り、自分自身も実験対象です。

考える。

試す。

振り返る。

うまくいかなければ変える。

会社員時代とは形は違いますが、

試行錯誤しながらよりよい状態をつくっていくところは、今もあまり変わっていません。

もしかすると、目標が合わなくなったときに必要なのは、

以前の目標を守り続けることでも、すべて捨てることでもなく、

その目標の奥にあった大切なものを見つけ、今の自分に合う形へ組み替えること

なのかもしれません。

この記事では、以前の目標がしっくりこなくなったときに、見直したい3つの視点を考えてみます。

目次

目標は、ずっと同じでなくてもいい

目標は、ずっと同じでなくてもいい

目標は、一度決めたら最後まで変えないもの。

そう考えてしまうことがあります。

途中で変えると、

「一貫性がない」
「諦めた」
「続けられなかった」

と感じることもあります。

でも、目標は、その時点の自分が置かれている状況の中で決めるものです。

仕事。

家族。

年齢。

体力。

関心。

大切にしたいこと。

こうしたものが変われば、目標との距離も変わります。

以前は魅力を感じていたことに、今はそれほど気持ちが動かない。

反対に、昔は考えてもいなかったことに、今は時間を使いたくなる。

それは、以前の目標が間違っていたからではありません。

自分が変わったから、目標との関係も変わった。

そう考えるほうが自然です。

30代で大切だったものと、50代で大切にしたいものが同じとは限りません。

仕事で成果を出すことが大きな目標だった時期もあれば、

自分の時間をどう使うかのほうが重要になる時期もあります。

目標は、自分を縛る約束ではありません。

今の自分が、どこへ向かいたいかを考えるための目印です。

だから、目印が合わなくなったら見直してもいい。

ただし、すぐに捨てる必要もありません。

まず見たいのは、

その目標を立てたとき、自分は何を大切にしていたのか。

そこに、今にもつながるものが残っていることがあります。


以前の目標が合わなくなり、
「では、これからどこへ向かえばいいのだろう」と感じるときは、以下の記事も参考になります。

今の自分に合わせて見直す3つの視点

目標がしっくりこなくなったときは、すぐに続ける・やめるを決めなくてもかまいません。 

まず、以前の目標と今の自分の間に、どんな変化があるのかを見てみます。 

ここでは、目標を今の自分に合わせて見直すための3つの視点を紹介します。

1.目標を立てた当時の自分を見る

目標が合わなくなったと感じたとき、まず考えたいのは、

「なぜ、その目標を目指していたのか」

です。

今の自分から見ると、

「もう必要ないかもしれない」

と思う目標でも、その当時には意味があったはずです。

成果を出したかった。

新しいことに挑戦したかった。

安定した生活をつくりたかった。

誰かの役に立ちたかった。

自分の力を試したかった。

そこには、その時点の自分なりの理由があります。

大切なのは、

今の価値観だけで、当時の目標を評価しすぎないことです。

「あの目標はもう古い」

と切り捨てるのではなく、

「当時の自分は、何を大切にしていたのだろう」

と見てみます。

すると、

目標そのものより、その奥にあった価値観や関心が見えてくることがあります。

以前の目標を否定する必要はありません。

その時期には、その目標が必要だった。

そして今は、少し違う。

まずそこを分けて考えると、目標を見直しやすくなります。

2.目標の奥に残っているものを見る

次に見たいのは、

目標そのものではなく、その奥に何が残っているか

です。

目標には、具体的な形があります。

昇進する。

資格を取る。

会社を大きくする。

新しい仕事に就く。

何かを達成する。

でも、その奥には、

「何かを変えたい」
「成長したい」
「人の役に立ちたい」
「自分で考えて形にしたい」

といった、その人なりの思いがあることがあります。

目標の形が合わなくなっても、その思いまでなくなるとは限りません。

たとえば、

大きな成果を出すことには以前ほど興味がなくなった。

でも、何かを工夫してよくしていくことは好き。

人をまとめる立場からは離れたい。

でも、誰かの役に立つことは続けたい。

毎年数字を伸ばすことには疲れた。

でも、新しいことを試すことは面白い。

そんなこともあります。

目標を見直すときは、

「この目標を続けるか」

だけではなく、

「この目標の中で、自分が本当に大切にしていたものは何か」

を考えてみます。

そこが分かると、次の目標をゼロから探さなくてもよくなります。

以前の目標から、今にも持っていきたいものを取り出せるからです。

目標が変わっても、

自分が大切にしてきたものまで消えるわけではありません。

3.今の自分に合う形へ組み替える

目標の奥にあるものが見えてきたら、

次は、

「それを、今の自分に合う形にするとしたらどうなるか」

を考えてみます。

以前と同じ形で続ける必要はありません。

規模を小さくする。

やり方を変える。

期限を外す。

一人でやる。

誰かと一緒にやる。

自分の役割を変える。

目標ではなく、長く持ち続けるテーマにする。

いろいろな形があります。

たとえば、

「仕事で成果を出す」

という目標の奥に、

「自分のアイデアを形にしたい」

という思いがあったとします。

それなら、必ずしも以前と同じ仕事や立場で続ける必要はありません。

小さな活動でもいい。

趣味でもいい。

誰かを支える形でもいい。

大切にしていたものを残しながら、形だけを変えることができます。

目標がしっくりこなくなったとき、

「続けるか、やめるか」

だけで考えると、選択肢が狭くなります。

でも、

「今の自分なら、どんな形なら続けたいだろう」

と考えると、別の可能性が見えてきます。

目標を見直すことは、

あきらめることではありません。

今の自分に合わせて、進み方をつくり直すこと。

そう考えると、目標はもっと柔軟に扱えるようになります。


目標だけでなく、今の生活や生き方そのものに違和感があるときは、
「今の自分に合う生き方を選び直す」という視点もあります。

目標を見直すときは「続ける・やめる」の二択にしない

目標を見直すときは「続ける・やめる」の二択にしない

私が会社を辞めるときにも、

「続けるか、やめるか」

だけでは考えていませんでした。

当時、次のプロジェクトは定年後まで続く見込みでした。

自分が最後まで責任を持てないのであれば、そのままプロジェクトリーダーを続けるのは違う。

そう考えました。

そこで、プロジェクトを動かすための予算を確保するところまでは自分で進め、

その先は次の人に任せました。

今振り返ると、これは単に仕事を途中でやめたというより、

自分の役割を変えた

ということだったのだと思います。

すべてを自分で最後まで抱えることだけが、責任ではありません。

次の人が進められる状態をつくり、任せることも責任の取り方の一つです。

目標についても同じです。

以前と同じ形で続けられなくなったからといって、全部を手放す必要はありません。

何を残すか。

何を変えるか。

何を任せるか。

何をやめるか。

分けて考えることができます。

「続けるか、やめるか」の間にも、いろいろな選択肢があります。


どの形に変えるか迷ったときは、
「何が正解か」よりも、自分が何を大切にしたいかから考える方法もあります。

目標が変わっても、積み重ねは消えない

目標を変えようとすると、

「ここまでやってきたことが無駄になるのではないか」

と感じることがあります。

でも、目標が終わっても、経験まで消えるわけではありません。

身につけた考え方。

判断の仕方。

人との関わり。

うまくいかなかった経験。

自分の得意なこと、合わないことへの理解。

そうしたものは、次の活動にも持っていけます。

すべてを引き継ぐ必要はありません。

今の自分に必要なものだけでいい。

目標を見直すとは、

これまでを捨てることではなく、

積み重ねの中から、次にも持っていきたいものを選び直すこと

でもあります。

1分ワーク|目標の奥にあるものを見つける

以前の目標が、今は少ししっくりこなくなっている。

そんなときは、すぐに続ける・やめるを決めるのではなく、

その奥にあるものを見てみます。

紙やメモに、次の3つを書いてみてください。

  1. 以前は、どんな目標を大切にしていたか
  2. その目標の奥で、自分は何を大切にしていたか
  3. それを今の自分に合う形にするとしたら、どう変えられるか

たとえば、

「仕事で大きな成果を出す」

という目標があったとします。

その奥には、

「何かを変えたい」
「自分の力を試したい」
「誰かの役に立ちたい」

といった思いがあったかもしれません。

そうだとすれば、今は同じ仕事や同じ規模で続けなくてもいい。

別の活動で試す。

小さく続ける。

誰かを支える形に変える。

いろいろな組み替え方があります。

以前の目標から、今にも持っていきたいものは何か。

そこを見つけるだけでも、次の形が少し見えやすくなります。

新しい目標をすぐに決めなくてもかまいません。


今の自分に合いそうな形が見えてきたら、「小さな実験」として、まず少し試してみる方法もあります。

まとめ|目標は、今の自分に合わせて見直していい

以前はしっくりきていた目標が、

今の自分には合わなくなることがあります。

そんなとき、以前の目標を無理に守り続ける必要はありません。

この記事では、3つの視点を紹介しました。

  • 目標を立てた当時の自分を見る
  • 目標の奥に残っているものを見る
  • 今の自分に合う形へ組み替える

目標そのものは変わっても、

その中で大切にしてきたものや、積み重ねてきた経験は残ります。

私自身も、会社の中でプロジェクトを進めていた頃と、

今、一人で「知的生活ラボ」を続けている現在とでは、形は大きく変わりました。

でも、

考える。

試す。

振り返る。

変える。

その部分は、今も残っています。

目標が合わなくなったと感じたときは、

「やめるべきか」と急いで結論を出すのではなく、

「今の自分なら、どんな形に組み替えられるだろう」

と考えてみる。

目標を見直すことも、

自分に合う生き方をつくっていく一つの方法なのだと思います。

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