小さな実験の始め方|考えても答えが出ないときに試す3つのステップ

小さな実験の始め方|考えても答えが出ないときに試す3つのステップ

「どうしたらいいか、考えているのに決められない」

そんなことがあります。

朝の時間をどう使うか。

運動をいつするか。

スマホとの距離をどう取るか。

どれも、考えれば考えるほど迷うことがあります。

そんなとき、

最初から正解を決めようとしなくてもいいと思っています。

少しだけ試してみる。

それだけで、見えてくることがあります。

やってみると、

「思ったより続けやすい」

「これは自分には合わない」

「少しやり方を変えた方がよさそうだ」

といったことが分かってきます。

考えているだけでは分からなかったことが、

実際に試すことで見えてくる。

私は、こうしたやり方を

「小さな実験」

として考えています。

大きな挑戦をする必要はありません。

成功させる必要もありません。

まず小さく試して、

その結果を見て、

次を決める。

この記事では、

日常の中でできる「小さな実験」の始め方を、3つのステップで紹介します。

目次

小さな実験とは、答えを出す前に試してみること

小さな実験とは、答えを出す前に試してみること

小さな実験というと、

何か特別なことをするように感じるかもしれません。

でも、

私が考えているのは、

もっと日常的なものです。

たとえば、

「夜の方が考えを整理しやすいのではないか」

と思ったら、

1週間だけ寝る前に5分書いてみる。

「昼休みに少し外へ出たら、午後の気分が変わるのではないか」

と思ったら、

昼食後に10分だけ歩いてみる。

そして、

実際にやってみて、

どうだったかを見る。

これが、小さな実験です。

大切なのは、

最初から「これが正しい」と決めないことです。

仮に決めて、試して、確かめる。

その繰り返しで、

自分に合う方法が少しずつ見えてきます。

試した結果、

思った通りでなくても構いません。

「この方法は自分には合わなかった」

と分かることも、

一つの結果です。

小さな実験は、

正解を当てるためのものではありません。

自分の生活から、次に考えるための材料を集める方法

なのだと思います。

なぜ、小さく試すと考えやすくなるのか

考えているだけでは、

なかなか答えが出ないことがあります。

そんなとき、

小さく試してみると、

考えるための材料が増えます。

① 考えるだけでは分からないことがある

頭の中では、

「これなら続けられそう」

と思っていても、

実際にやってみると、

思ったより負担が大きいことがあります。

逆に、

難しそうだと思っていたことが、

意外と簡単に続くこともあります。

実際にやることで、

自分の生活との相性が見えてきます。

考えることと、

やってみること。

その両方があるからこそ、

次の判断がしやすくなります。

② 大きな決断をしなくていい

何かを変えようとすると、

つい、

「これからずっと続ける」

と考えてしまいます。

それでは、

始める前から負担が大きくなります。

でも、

「まず1週間だけ」

なら、

試してみやすくなります。

最初から、

長く続ける必要はありません。

決めるのではなく、試す。

そう考えるだけでも、

行動のハードルはかなり下がります。

③ うまくいかなくても、材料が残る

小さな実験では、

うまくいかなかったとしても、

そこで終わりではありません。

続かなかった。

思ったほど効果がなかった。

別のやり方の方がよさそうだった。

そうしたことも、

次に考えるための材料になります。

「失敗した」

ではなく、

「一つ分かった」

と考える。

それだけで、

試すことへの抵抗は少し減ります。

小さく試すとは、

無理に正解へ近づくことではありません。

現実から少しずつ材料を集めながら、

自分に合う形を探していくことなのだと思います。

小さな実験を始める3ステップ

小さな実験を始める3ステップ

小さな実験は、

難しく考える必要はありません。

基本は、

変えたいことを一つ決める。
小さく試す。
結果を見て次を決める。

この3つです。

1.変えたいことを一つ決める

最初に、

今の生活で少し変えたいことを一つ決めます。

たとえば、

朝をもう少し落ち着いて始めたい。

集中する時間をつくりたい。

夜をゆっくり終えたい。

そんな程度で十分です。

ここで大切なのは、

一度にいくつも変えようとしないこと。

複数のことを一気に変えると、

何が良かったのか、

何が負担だったのか、

分かりにくくなります。

小さな実験では、

まず一つだけ変える。

その方が、

結果を見やすくなります。

2.小さく、短く試す

次に、

その変化をできるだけ小さくします。

そして、

期間も区切ります。

たとえば、

仕事を始める前に5分だけ考える。

夕食後はニュースを見ない。

寝る前に一行だけ日記を書く。

このくらいなら、

生活全体を大きく変えなくても試せます。

期間は、

まず1週間くらいで十分です。

大切なのは、

「これから続ける」と決めるのではなく、「1週間だけ試す」と決めること。

そうすると、

気持ちの負担も小さくなります。

3.結果を見て、次を決める

1週間試したら、

続いたかどうかだけで判断しません。

見るのは、

やりやすかったか。

気分はどうだったか。

生活にどんな変化があったか。

何が邪魔になったか。

続けたいと思ったか。

そんなことです。

そして、

次は3つのどれかを選びます。

続ける。
少し変える。
やめる。

うまくいったなら、

そのまま続ければいい。

少し負担があったなら、

時間や量を変えてみる。

合わなかったなら、

やめても構いません。

小さな実験で大切なのは、

続けることではありません。

試した結果を見て、次の行動を調整すること。

その繰り返しで、

自分に合うやり方が少しずつ見えてきます。

小さな実験の具体例

小さな実験は、

特別なテーマでなくてもできます。

むしろ、

毎日の中で少し気になっていることを試す方が向いています。

朝の始まりが慌ただしいなら、

1週間だけ、

起きてから最初の10分はスマホを見ない。

その時間を、

ぼんやり考えたり、

ノートを開いたりする時間にしてみる。

読書

本を読みたいのに続かないなら、

1週間だけ、

読む場所を一か所に決めてみる。

時間ではなく、

環境を変える実験です。

運動

運動する時間が取れないなら、

1週間だけ、

買い物や移動の一部を歩きに変えてみる。

まとまった運動時間をつくらなくても、

自分に合う方法が見つかるかもしれません。

情報

情報を入れすぎていると感じるなら、

1週間だけ、

朝のニュースを一つの媒体に絞ってみる。

情報量を減らしたときに、

何が変わるかを見ます。

仕事

仕事に集中できないなら、

1週間だけ、

午前中の最初の30分はメールを開かない。

その時間を、

一番考える必要がある仕事に使ってみる。

振り返り

一日が何となく終わってしまうなら、

1週間だけ、

夜に「今日やったこと」を一つだけ書いてみる。

長い日記を書く必要はありません。

どの実験も、

大きな変化ではありません。

少し変えて、少し見てみる。

それだけです。

大切なのは、

成功させることではなく、

試す前には分からなかったことを、

一つでも知ることです。


「何を試してみようか」と迷ったときは、

日常や仕事でできる小さな実験をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

小さな実験で気をつけたい3つのこと

小さな実験で気をつけたい3つのこと

小さな実験は、

気軽に始められるのが良いところです。

ただ、

少しだけ意識しておいた方が、

結果を見やすくなります。

① 一度に変えすぎない

一番大切なのは、

一度にいくつも変えないことです。

変えるものが多いと、

何が良かったのか、

何が負担だったのか、

分かりにくくなります。

小さな実験では、

一つ変えて、一つ見る。

その方が、

次の判断がしやすくなります。

② 最初から成功を求めない

小さな実験では、

成功することが目的ではありません。

やってみたら、

思ったより続かなかった。

効果を感じなかった。

別の方法の方がよさそうだった。

それでも十分です。

大切なのは、

試す前には分からなかったことが分かること。

結果が期待と違っていても、

次に考える材料は増えています。

③ 合わなければやめる

一度始めたことは、

続けなければならない。

そう考えると、

実験がいつの間にか義務になってしまいます。

でも、

自分には合わないと分かったなら、

やめても構いません。

あるいは、

時間を変える。

量を減らす。

頻度を変える。

方法を少し調整してもいい。

小さな実験は、

続けることを前提にするものではありません。

続けるか、変えるか、やめるかを考えるために試すもの。

そう考えると、

もっと気軽に試せるようになります。

小さな実験を、習慣につなげる

小さな実験は、

試して終わりではありません。

やってみて、

「これは続けたい」

と思ったものがあれば、

そこから習慣につなげていきます。

流れはシンプルです。

小さく試す。
行動を記録する。
振り返る。
自分に合えば続ける。

ここで役立つのが、

行動の記録です。

「できた気がする」

「続いているつもり」

ではなく、

実際に何をしたかを残しておくと、

振り返りやすくなります。

行動を記録する方法については、

「行動ログの始め方」の記事で詳しく紹介しています。

そして、

自分に合う形が見えてきたら、

そこから習慣にしていけばいい。

反対に、

続ける意味を感じなければ、

やめても構いません。

まず実験で確かめる。
そのあと、残したいものだけを習慣にする。

この順番にすると、

「良さそうだから始めたけれど、続かない」

ということも減らしやすくなります。

習慣にしたい行動を探したいときは、

「人生を整える良い習慣20選」も参考になります。

また、

新しいことを日常に少しずつ取り入れたいなら、

「一日一新」の考え方も使えます。

小さな実験は、

自分に合う習慣を見つけるための、

入口として使うこともできるのです。

まとめ|正解を決める前に、少し試してみる

考えても答えが出ないことはあります。

そんなとき、

無理に正解を決めようとしなくてもいいと思います。

少しだけ試してみる。

その結果を見る。

必要なら、また変える。

それだけでも、

次に考えるための材料は増えていきます。

小さな実験の良いところは、

最初から大きな決断をしなくていいことです。

うまくいけば続ける。

合わなければ変える。

必要がなければやめる。

そうやって、

自分の生活に合う形を少しずつ見つけていけばいい。

小さな実験は、

人生を一気に変える方法ではありません。

でも、

考え、試し、振り返りながら、毎日を少しずつ更新していく方法

としては、とても使いやすいと思っています。

迷ったときは、

正解を探し続ける前に、

「小さく試すなら、何ができるだろう」

と考えてみてください。


小さく試してみて、
「これは続けたい」と思えるものが見つかったら、次は習慣として続けやすい形へ整えていきます。

習慣そのものを無理なく変えていく方法は、以下の記事で紹介しています。

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