反骨心を成長の力に変える方法|否定されても前へ進む3つの考え方

反骨心を成長の力に変える方法|否定されても前へ進む3つの考え方

仕事でも、人生でも、

「それは無理だ」
「そんなことをやっても意味がない」
「あなたにはできない」

と言われることがあります。

そんなとき、落ち込むこともあります。

でも反対に、

「それなら、やってみよう」

と力が湧いてくることもあります。

私自身、これまでの仕事を振り返ると、

誰かに否定されたときや、

「前例がない」
「難しい」
「今のままでいい」

と言われたときに、かえって考え始めたことが何度もありました。

もちろん、ただ反発していたわけではありません。

むしろ、

「本当にできないのだろうか」
「別のやり方はないのだろうか」

と、自分で確かめたくなったのだと思います。

私は、そこに反骨心の一つの形があると感じています。

ただし、反骨心は使い方を間違えると、

「相手を見返したい」
「絶対に負けたくない」

という気持ちだけに引っぱられることがあります。

そうなると、自分のために動いているつもりが、

いつの間にか相手を基準に動くことになります。

反骨心は、誰かに勝つためだけに使うものではありません。

自分が納得できるところまで、考え、試し、確かめるための力。

この記事では、反骨心を単なる反発ではなく、自分を前へ進める力に変える考え方として整理してみます。

目次

反骨心とは「反抗すること」ではない

反骨心とは「反抗すること」ではない

「反骨心」と聞くと、

人に逆らうことや、
強く反発することを思い浮かべるかもしれません。

でも、私は少し違うものだと考えています。

反骨心と反発は違う

反発は、

「相手が嫌だから逆をやる」

という反応です。

感情が先に立ち、

相手に逆らうこと自体が目的になることもあります。

一方で、反骨心は、

「本当にそうなのだろうか」と自分で確かめようとする力

に近いと思います。

たとえば、

「それは無理だ」

と言われたとき。

ただ反発するなら、

「絶対にやってやる」

で終わります。

でも、反骨心が働くと、

「なぜ無理なのだろう」
「どこが難しいのだろう」
「条件を変えればできないだろうか」

と、考え始めます。

ここには、相手に逆らうだけではなく、

自分で考える姿勢

があります。

反骨心は、自分の可能性を手放さない力

誰かの一言で、

「自分には無理なんだ」

と決めてしまえば、そこで可能性は閉じます。

もちろん、他人の意見には耳を傾けた方がいい。

自分では見えていない問題を教えてくれることもあります。

ただ、その言葉をそのまま最終結論にする必要はありません。

一度受け止めたうえで、

「自分はどう考えるのか」

を残しておく。

必要なら、小さく試してみる。

その結果を見て、もう一度考える。

私は、反骨心には、

誰かに否定されても、自分の可能性まで一緒に手放さない

という役割があると思っています。

何でも「できる」と思い込むことではありません。

できるかどうかを、

自分で確かめるところまで進むことです。

反骨心が強すぎると、かえって自分を縛る

反骨心は、自分を前へ進める力になります。

ただし、強くなりすぎると、

かえって自分を苦しくすることもあります。

1.相手を見返すことが目的になる

否定されたとき、

「見返したい」

と思うことはあります。

その気持ちが、最初の一歩になることもあるでしょう。

ただ、それだけが目的になると、

いつの間にか自分ではなく、相手を基準に動くようになります。

本当にやりたいことより、

「認めさせたい」
「負けたくない」

という気持ちの方が大きくなる。

それでは、せっかくの反骨心が、

自分を前へ進める力ではなく、

相手に振り回される力になってしまいます。

2.否定されるほど意地になる

反骨心が強いと、

一度決めたことを簡単には変えたくなくなることがあります。

「ここまで来たのだから」
「絶対に間違っていない」

と、方向を変えることが負けのように感じる。

でも、

反骨心と固執は違います。

やってみた結果、

「このやり方は違う」
「別の方法の方がいい」

とわかったなら、

方向を変えてもいいはずです。

大切なのは、

最初の考えにしがみつくことではなく、

結果を見ながら進むことです。

3.助言まで拒んでしまう

否定された経験が続くと、

人の意見を聞いた瞬間に、

「また反対された」

と感じてしまうことがあります。

すると、

本当は役に立つ助言まで、

反射的にはね返してしまう。

これは少しもったいないことです。

相手の言い方が気に入らなくても、

その中に使える情報があるかもしれません。

「腹が立つ」と、

「その指摘は正しいかもしれない」

は、同時に成り立ちます。

反骨心を成長につなげるには、

何でも跳ね返すのではなく、

自分に必要なものは受け取り、不要なものは手放す

くらいの距離感が大切だと思います。


感情に巻き込まれたまま判断せず、一歩引いて自分の反応を見ることも大切です。
自分の思考や感情を客観視する方法については、こちらの記事で紹介しています。

反骨心を前へ進む力に変える3つの考え方

反骨心を前へ進む力に変える3つの考え方

では、反骨心を、自分を前へ進める力として使うにはどうすればいいのでしょうか。

私は、否定されたときほど、次の3つを意識するとよいと思っています。

1.「誰に勝ちたいか」ではなく「何を確かめたいか」

否定された直後は、

「見返したい」
「絶対に負けたくない」

と思うことがあります。

その感情自体を、無理に消す必要はありません。

ただ、そのまま相手だけを見続けると、

行動の基準が相手になります。

そこで、一度問いを変えます。

「私は、本当は何を確かめたいのか?」

たとえば、

  • このアイデアは本当に通用しないのか
  • 自分には本当にできないのか
  • 別のやり方なら可能ではないか
  • 今の方法に改善の余地はないか

と考える。

すると、視線が「相手」から「テーマ」に戻ります。

反骨心を長く使うには、

誰かに勝つことより、

自分で確かめたいことを持つ

ことが大切です。

2.悔しさを、小さな行動に変える

悔しい気持ちは、強いエネルギーになります。

ただ、感情だけで走り続けると疲れます。

だからこそ、

「では、何を試すか」

まで落とします。

たとえば、

  • まず調べてみる
  • 小さな試作品をつくる
  • 一度提案してみる
  • 条件を変えて試してみる
  • 必要な人に話を聞く

大きく証明しようとしなくていい。

小さく確かめることから始める。

そうすると、反骨心が感情だけで終わらず、

前へ進むための行動に変わります。


ただし、最初の一歩が大きすぎると、せっかくの勢いも止まってしまいます。
行動を小さくする考え方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

3.結果を見て、必要なら方向を変える

反骨心があると、

「最後までやり抜かなければ」

と思いやすくなります。

でも、

やり抜くことと、

同じやり方にこだわることは違います。

試してみた結果、

「この方法では難しい」
「別の方向の方がいい」

とわかることもあります。

そのときは、方向を変えていい。

それは負けではありません。

むしろ、

自分で確かめたからこそ、次の判断ができる

ということです。

反骨心は、

意地を張り続ける力ではありません。

考えて、試して、結果を見る。

必要なら修正する。

その循環を続けるための力なのだと思います。


試した結果から次を決めるという考え方は、目標設定でも同じです。
大きな目標を短期で回しながら修正する方法については、こちらの記事で整理しています。

私の仕事では「できない」と言われたところから始まることが多かった

会社員時代、私は長く業務改革や新しい仕組みづくりに関わってきました。

そうした仕事では、

「前例がない」
「難しい」
「今のままで十分ではないか」

と言われることがよくありました。

新しいことを始めようとすると、反対意見が出るのは自然なことです。

特に、大きな業務改革や新しい仕組みを考えるときは、

今までのやり方を変えることになります。

当然、

「本当にうまくいくのか」
「そこまでやる必要があるのか」

という声も出てきます。

私自身、そうした言葉を聞くと、

悔しさを感じることもありました。

ただ、

「絶対に見返してやろう」

というより、

「本当にできないのだろうか」

と考えることの方が多かったように思います。

できないと言われた理由は何か。

どこに難しさがあるのか。

条件を変えれば可能なのか。

別の仕組みにすれば解決できないか。

そうやって、まず構造を考える。

そして、仮説を立てる。

必要なら、小さく試す。

結果を見ながら、また考える。

私にとっての反骨心は、

相手と戦うためのものというより、

納得できるまで考え続けるためのエネルギー

だったのかもしれません。

実際、仕事の中では、

最初は難しいと言われたことが、

試してみることで現実的な形に変わっていくこともありました。

もちろん、すべてがうまくいったわけではありません。

やってみて、

「この方法では難しい」

とわかったこともあります。

でも、それも無駄ではありませんでした。

自分で確かめたことで、

次にどこを変えればいいのかが見えてきたからです。

振り返ると、

反骨心があったから何かと戦ったのではなく、

簡単に「できない」で終わらせたくなかったから、考え続けた

のだと思います。

その姿勢が、

新しい仕組みや改善案をつくる力につながっていたように感じています。

反骨心を「他人基準」にしない

反骨心を「他人基準」にしない

反骨心は、前へ進むきっかけになります。

ただし、

「相手を見返したい」

という気持ちが強くなりすぎると、

いつの間にか、自分ではなく相手を基準に生きることになります。

「あの人に認めさせたい」
「間違っていたと証明したい」

そう考え続けると、

行動の中心にいるのは、自分ではなく相手です。

最初は悔しさが原動力でもかまいません。

でも、どこかで問いを戻した方がいい。

「私は、本当は何をしたいのか」

「どこまで確かめれば、自分は納得できるのか」

と。

反骨心を自分の力として使うなら、

「誰かに認めさせる」

ではなく、

「自分が納得できるところまで試す」

に戻すことが大切です。

そうすれば、

相手がどう評価するかに関係なく、

自分で次の判断ができるようになります。


否定されたときほど、相手の評価ではなく、
自分が何を大切にしたいのかへ戻ることが必要です。

他人基準と自分基準の違いについては、こちらの記事で詳しく整理しています。

1分ワーク|最近「悔しい」と感じたことを書いてみる

最近、

「悔しい」
「否定された」
「わかってもらえなかった」

と感じた出来事を一つ思い出してみてください。

そして、次の3つを書いてみます。

  1. 何を言われて悔しかったか
  2. 本当は何を確かめたいのか
  3. そのために、一つ何を試せるか

たとえば、

「その案は無理だと言われた」

なら、

「本当に無理なのか、小さく試して確かめてみたい」

と考えることができます。

悔しさは、きっかけとして使っていい。

でも、その先では、

「自分は何を確かめたいのか」

に戻る。

そして、

できることを一つだけ試してみる。

それだけで、感情は少しずつ行動に変わっていきます。

まとめ|反骨心は、自分で確かめるために使う

反骨心は、

人に逆らうためのものではありません。

誰かを見返すことだけが目的になると、

いつの間にか他人を基準に動くようになります。

大切なのは、

悔しさをそのまま抱え続けるのではなく、

自分で考え、自分で試し、自分で確かめる力に変えること。

そして、

やってみた結果、

違うと思えば方向を変えてもいい。

反骨心は、意地を張り続ける力ではありません。

誰かに勝つための力ではなく、自分の可能性を自分で確かめるための力。

私は、そんなふうに使うのがよいと思っています。

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