時間を設計する方法|考える・動く・休むを整える3つの視点

時間を設計する方法|考える・動く・休むを整える3つの視点

やることは多くないはずなのに、

気づけば一日が終わっている。

忙しく動いたのに、

「今日は何を進めたのだろう」

と感じることがあります。

そんなとき、

私たちはつい、

もっと効率よく動こう。

予定を細かく決めよう。

無駄な時間を減らそう。

と考えます。

でも、

時間が足りない原因は、

予定の立て方だけではないのかもしれません。

私自身、

時間を考えるとき、

「何時間使うか」よりも、

その時間にどんな役割を持たせるか

を意識するようになりました。

深く考える時間。

手を動かす時間。

一度、思考を手放す時間。

この3つを分けてみると、

一日の流れが整いやすくなります。

時間は、

予定で埋め尽くすものではありません。

自分が考え、動き、休めるように設計するもの。

この記事では、

効率よく時間を管理する方法ではなく、

自分なりのリズムをつくる「時間設計」について考えます。

目次

時間設計とは、予定を詰めることではない

時間設計とは、予定を詰めることではない

「時間をうまく使おう」とすると、

まず予定を細かく決めたくなります。

何時から何時まで何をするか。

空いている時間をどう使うか。

どうすれば効率よく進められるか。

もちろん、

予定を決めることは大切です。

ただ、

予定を細かく管理しても、

なぜか一日が重くなることがあります。

私が考える時間設計は、

もっとシンプルです。

一日の中に、

役割の違う時間を置いておくこと。

たとえば、

考える時間。

動く時間。

何もしない時間。

考える時間には、

問いを置いたり、

方向を決めたりします。

動く時間には、

決めたことを進めます。

何もしない時間には、

一度思考から離れます。

この役割が混ざると、

考えながら作業し、

作業しながら次のことを考え、

休んでいるのに仕事が頭から離れない、

という状態になりやすくなります。

だから、

時間を隙間なく埋めるのではなく、

時間に役割を与える。

そこから時間設計は始まります。

なぜ時間に追われるのか

時間が足りないと感じる原因は、

やることの多さだけではありません。

一つは、

判断が多すぎることです。

何から始めるか。

どれを優先するか。

今やるか。

あとに回すか。

私たちは、

一日の中で何度も小さな判断をしています。

時間を使っているのは、

作業そのものだけではありません。

「どうするか」を決め続けることにも、時間とエネルギーを使っています。

もう一つは、

考えることと動くことが混ざっていることです。

作業をしながら次の仕事を考える。

メールを書きながら別のことを気にする。

休んでいるのに仕事について考え続ける。

これでは、

どの時間も中途半端になります。

そして、

空いている時間を見ると、

つい何かを入れたくなる。

でも、

何も入っていない時間には、

考えを整理したり、

気持ちを切り替えたりする役割があります。

時間を整えるには、

何を入れるかだけでなく、

どこを空けておくか

も大切です。


時間を整えるときは、
「何をするか」だけでなく、あえて何も入れない時間を残すことも大切です。

予定や情報を減らして余白をつくる考え方については、以下の記事で詳しく紹介しています。

私は時間を「量」より「役割」で見るようになった

以前は、

時間を考えるとき、

「どれくらい使えるか」

を意識することが多かったように思います。

でも、

同じ1時間でも、

何に使うかによって意味は違います。

朝の静かな時間に考える1時間。

人とやり取りしながら動く1時間。

散歩しながら頭を休める1時間。

どれも同じ60分ですが、

役割はまったく違います。

だから最近は、

時間を「量」よりも、

どんな役割を持たせるか

で見るようになりました。

私の場合、

朝は読む、考える、書く。

日中は、

決めたことを進める。

散歩や風呂では、

一度考えることから離れる。

もちろん、

毎日きれいに分けられるわけではありません。

予定が崩れる日もあります。

それでも、

「この時間は何のために使うのか」

を大まかに決めておくと、

その場で迷うことが減ります。

時間を細かく管理するより、

時間に役割を与える。

その方が、

私には合っていると感じています。

時間を設計する3つの視点

時間を設計する3つの視点

時間設計に、

難しい仕組みは必要ありません。

私が意識しているのは、

一日の中に、

考える・動く・手放す

という3種類の時間をつくることです。

1.深く考える時間を先に置く

大切なことほど、

「時間ができたら考えよう」

と思っていると、

なかなか時間が取れません。

仕事や家事をして、

メールを確認して、

ちょっとした用事を片づけているうちに、

一日は過ぎていきます。

だから、

本当に考えたいことは、

空いた時間に入れるのではなく、

先に時間を置いておく

ようにしています。

長い時間は必要ありません。

10分でも、

20分でもいい。

大切なのは、

「この時間は、これについて考える」

と決めることです。

今日は何を一番進めたいのか。

今ひっかかっている問題は何なのか。

次に何を試してみるのか。

問いを一つ決めるだけでも、

考える対象がはっきりします。

逆に、

テーマを決めずに「何か考えよう」とすると、

頭の中にあるものが次々に出てきて、

思考が散らかることがあります。

朝である必要もありません。

自分が比較的静かに考えられる時間を見つけ、

そこを先に確保する。

それだけでも、

時間の使い方は変わってきます。


確保した時間を勉強に使いたい方は、学ぶ内容や期間の見通しも考えてみましょう。

具体的な計画の立て方は、以下の記事で紹介しています。

2.動く時間では、考えすぎない

考えたあとには、

動く時間が必要です。

ところが、

実際に始めてからも、

「これでいいのだろうか」

「もっと良い方法があるのでは」

と考え続けることがあります。

そのたびに立ち止まっていると、

なかなか一つのことが終わりません。

そこで、

ある程度方向を決めたら、

一度そこまで進めてみます。

記事なら、

まず書いてみる。

新しい習慣なら、

まず数日試してみる。

仕事なら、

仮の案でも形にしてみる。

動くことで、

考えているだけでは見えなかったことがわかります。

必要なら、

その結果を見てまた考えればいい。

つまり、

考える → 動く → また考える

という流れです。

すべてを考え終えてから動こうとすると、

いつまでも始められません。

逆に、

何も考えずに動き続ければ、

方向がずれることもあります。

考える時間と動く時間を分けることで、

この往復がしやすくなります。

3.何もしない時間を残す

もう一つ、

大切にしたいのが、

何もしない時間です。

「時間を有効に使おう」

と考えるほど、

空いている時間にも何かを入れたくなります。

本を読む。

動画を見る。

ニュースを見る。

SNSを見る。

AIに聞いてみる。

どれも悪いことではありません。

ただ、

ずっと情報を入れたり、

ずっと考えたりしていると、

頭の中に余白がなくなります。

私は散歩をしたり、

風呂に入ったりしているときに、

考えていたことが少し違って見えることがあります。

もちろん、

何かを思いつくために散歩するわけではありません。

答えが出ないこともあります。

それでも、

一度考えることから離れる時間

には意味があります。

問いを置いたまま、

少し距離を取る。

新しい情報も入れない。

無理に結論も出さない。

そういう時間があることで、

次に考えるときの見え方が変わることがあります。

時間設計というと、

「何をする時間をつくるか」に目が向きます。

でも、

何もしない時間を残すことも、時間を設計すること

なのだと思います。


何もしない時間をつくるには、
時間を空けるだけでなく、入ってくる情報そのものを減らすことも役立ちます。

情報との距離を整える方法は、こちらの記事で紹介しています。

朝・昼・夜は「型」として使う

朝・昼・夜は「型」として使う

では、

この3つの時間を、

実際の一日のどこに置けばいいのでしょうか。

私は、

朝・昼・夜を、

大まかな型として使っています。

朝は、整える時間

朝は、

まだ外からの情報があまり入っていません。

私の場合は、

行動や感情のログを少し振り返り、

本を読み、

考え、

記事を書きます。

朝からたくさんのことをこなしたいわけではありません。

むしろ、

その日の最初に、

自分の思考から一日を始める

ことを大切にしています。

起きてすぐメールやSNSを見ると、

他人の予定や情報から一日が始まります。

先に少しだけ自分の時間を持つ。

それだけでも、

一日の方向を自分で決めやすくなります。


私が実際に続けている読書・記録・散歩・執筆などの朝の流れは、朝ルーティンの記事で詳しく紹介しています。

昼は、動く時間

日中は、

できるだけ行動に使います。

決めたことを進める。

必要な作業をする。

人とやり取りする。

ここでは、

朝に考えたことを、

実際の行動へ移していきます。

途中で判断が必要になることもあります。

それでも、

一つひとつを最初から考え直さず、

まず進めてみる。

そうすると、

「何をするか考えているだけで一日が終わった」

という状態が減っていきます。

動く時間を決めても集中できない場合は、
時間の使い方より、通知や作業環境に原因があることもあります。

集中しやすい環境の整え方は、こちらの記事で整理しています。

夜は、整え直す時間

夜は、

一日を軽く振り返る時間です。

何をやったか。

どんな気分だったか。

何が気になったか。

それを少し確認します。

ただ、

私は夜に大きな結論を出そうとはしません。

一日動いたあとは、

頭も体も疲れています。

気になることがあれば、

メモしておく。

答えは、

翌日の自分に任せてもいい。

夜は、

すべてを解決する時間ではなく、

明日に持ち越せる形に整える時間

くらいがちょうどいいと思っています。

もちろん、

この朝・昼・夜の使い方が正解ではありません。

朝が苦手な人もいますし、

夜の方が集中できる人もいます。

重要なのは、

時間帯そのものではありません。

自分の生活の中で、

考える時間、動く時間、手放す時間をどこに置くか

を考えることです。

朝・昼・夜は、

そのための一つの型にすぎません。

時間設計は、完璧なスケジュールを作ることではない

時間設計というと、

きれいな時間割を作るイメージがあるかもしれません。

でも、

予定は必ず崩れます。

仕事が長引く。

急な予定が入る。

思ったより疲れている。

だから、

一日の予定を細かく固定する必要はありません。

ここでは考える。

ここでは動く。

ここは空けておく。

大まかな役割だけ決めておけば十分です。

予定どおりにいかなければ、

その日の状況に合わせて変える。

考える時間が取れなければ、

少し短くする。

動く時間が足りなければ、

一つだけ進める。

大切なのは、

予定を守ることではなく、

考える・動く・手放すというリズムを失わないこと。

時間設計は、

完璧なスケジュールをつくることではありません。

自分の状態に合わせて、

時間を整え直していくことなのだと思います。


時間設計も、一度決めて終わりではありません。
自分の生活に合う形を小さく試しながら続けることが大切です。

行動を無理なく習慣にする考え方は、習慣化の記事で詳しく紹介しています。

1分ワーク|明日の時間を3つ決める

明日の予定を見ながら、

次の3つだけ決めてみてください。

  • 考える時間
  • 動く時間
  • 何もしない時間

すべての予定を変える必要はありません。

それぞれ一つずつ置くだけで十分です。

考える。動く。手放す。

明日は、

どこに置けそうでしょうか。

まとめ|時間は管理するより、役割を与える

時間は増やせません。

だから、

「もっと効率よく」

だけを追い続けると、

かえって苦しくなることがあります。

大切なのは、

時間を埋めることではありません。

その時間に、どんな役割を持たせるか。

考える。

動く。

手放す。

この3つを分けて持つだけでも、

一日の流れは変わります。

もちろん、

毎日きれいにできるわけではありません。

予定が崩れたら、

また整え直せばいい。

時間設計は、

完璧なスケジュールを守ることではなく、

自分が考えやすく、動きやすく、休みやすい流れをつくること。

まずは明日、

一日の中に、

役割の違う時間を一つずつ置いてみてください。

そこから、

自分に合った時間のリズムが見えてくると思います。

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