本を読んでも、なかなか身になっていない——。
読んだ直後は感動しても、数日たつと内容を思い出せない。
そんなもどかしさ、感じたことありませんか?
私も長い間そうでした。
年間100冊以上読んでいても、「行動が変わらない」自分に気づくことが多かったんです。
でも最近、ようやく分かりました。
本は“読むだけ”では、人生を変えてくれない。
理解して、考えて、そして行動に落とし込む。
この3つのプロセスがそろって、初めて読書が「自分ごと」になるんです。
今では、1冊を3回読むようにしています。
1回目は理解のため。
2回目はメモをとりながら。
3回目は自分の行動に置き換えるために。
この“3回読み”が、私の読書をまるで違うものに変えてくれました。
今日はその方法を、私の実体験とあわせて紹介します。
読書スタイルが変わったきっかけと「深読み読書法」への転換

会社員時代は、とにかく「効率よく知識を得る」ことばかりを意識していました。
通勤時間や昼休み、ちょっとしたスキマ時間を使って本を読む。
速読や多読がいいと聞けば、すぐに試してみる。
“数をこなすこと”が、学びだと思っていたんです。
でも、いくら読んでも、思考の深さは変わらない。
知識は増えても、自分の中で「何がどう変わったのか」が分からない。
そんな読書に、だんだん物足りなさを感じるようになりました。
そして会社を辞めて、自分の時間が増えたとき、
初めて「本をゆっくり味わう読書」をしてみたんです。
ページを急がず、著者の考え方を丁寧に追っていく。
すると、心に引っかかる言葉が増えていくのがわかりました。
そのころから、読む目的が少しずつ変わりました。
「知識を得るため」ではなく、「自分の考えを深めるため」に読むようになったんです。
同じ本でも、読むたびに気づきが違う。
本が“情報”ではなく“対話の相手”になっていった瞬間でした。
私の“3回読み”読書法|理解・思考・行動で身につく読書習慣
読書を「知る」で終わらせず、「自分を変える時間」にするために、
私は1冊を3回に分けて読むようにしています。
ポイントは、目的を変えて3回読むこと。
それぞれの読み方には、ちゃんと“役割”があるんです。
1回目は「理解のため」に読む|全体をつかむ読書の第一歩
最初の1回は、全体像をつかむための通読です。
細かい言葉や理屈にとらわれず、
著者が何を伝えたいのか、その流れを感じながら読むことに集中します。
コツは、途中で立ち止まらないこと。
「この部分は後でじっくり考えよう」とメモだけ残し、テンポよく読み進める。
まるで映画を観るように、全体を“体験”するイメージです。
この段階では、「理解」がゴール。
完璧に覚えようとせず、“自分の中に地図を描く”つもりで読むと、2回目がスムーズになります。
2回目は「考えるため」に読む|読書ノートで思考を深める
2回目の読書では、ノートとペンを準備して、
印象に残った言葉や疑問点をどんどん書き出します。
私はこの時、「線を引くだけで終わらせない」ようにしています。
たとえば本の余白やノートに、
- 自分ならどう考えるか
- 同じ状況でどう行動するか
- 今の自分に当てはめたら何が変わるか
を書き添えていきます。
この「自分の視点」を差し込むことで、
本の内容が“知識”から“自分の思考”に変わります。
読書ノートは、単なる記録ではなく“思考の対話ノート”なんです。
また、2回目を終えた時点で、
自分の中に小さな「問い」が生まれていることが理想です。
その問いこそが、次の行動へのヒントになります。
3回目は「行動に変えるため」に読む|実践につなげる読書法
最後の3回目は、ノートを見返しながら読む“実践フェーズ”です。
ここで考えるのは、「この考え方を、どう生活に組み込むか」。
たとえば、
- 習慣にできそうなことを1つ選ぶ
- 朝のルーティンに取り入れる
- メールの書き方や会話に反映してみる
など、実際の行動に落とし込む具体策を考えます。
このとき、「すべてをやろう」と思わなくて大丈夫。
ひとつでも行動に移せたら、それは“読書が自分を動かした証拠”です。
行動してみて初めて、本の内容が「自分の知恵」になります。
だから、3回読みは“読むため”ではなく、“生きるため”の読書法なんです。
読書を3つのフェーズに分けると、
本が単なる情報ではなく、「自分と対話する相棒」に変わっていきます。
何度も同じ本を開くたびに、新しい自分に出会える。
それがこの“3回読み”の醍醐味です。
同じ本を何度も読む理由|再読がもたらす気づきと成長

一度では“本の本質”をつかめない|再読読書の重要性
本を一度読んで終わりにしていたころ、
「良い本だったな」と思っても、内容をすぐに忘れてしまうことが多かったんです。
頭では理解しているつもりでも、心までは届いていない——そんな感覚。
ところが、同じ本をもう一度読んでみると、
「前は気づかなかった一文」にハッとさせられることがある。
なぜなら、自分の経験や感情が、前に読んだときとは違うからです。
人は読むたびに変化している。
だからこそ、1冊の本の中にも“何層もの気づき”が眠っているんですよね。
再読は、それを掘り起こすための“知的な深呼吸”みたいなものです。
読むたびに“自分の成長”が見えてくる|再読読書の効果
私は時々、昔つけた読書ノートを開いてみます。
同じ本のページに、数年前の自分が書いたメモが残っている。
「この言葉に共感した」「これを実践したい」——
その横に、今の自分がまったく違う感想を書き加えていることがあります。
それを見ると、「ああ、自分は少しずつ変わってきたんだな」と感じます。
以前は響かなかった言葉が、今の自分には深く刺さる。
つまり、**再読は“自分の成長を確かめる作業”**でもあるんです。
また、2回目・3回目の読書では、
著者の構成や論理の流れ、言葉の選び方にも目がいくようになります。
1回目は「内容」、2回目以降は「伝え方」や「意図」が見えてくる。
これは、読書を重ねた人だけが味わえる特権ですね。
“再読”は過去の自分との対話|本と向き合う読書習慣
再読の一番の魅力は、過去の自分と対話できることです。
初めて読んだときの自分、今の自分、そしてこれから読む未来の自分——
同じ本を通して、それぞれの自分が静かに向き合う時間が生まれます。
「このとき、こんなことで悩んでいたな」
「今なら、もう少し前向きに考えられるかもしれない」
そんな思いを重ねながら読むと、
本は“他人の言葉”ではなく、“自分の人生の記録”のように感じられる。
何度も読むほど、1冊の本が深く根を下ろし、
その言葉が生き方の指針になっていきます。
だから私は、同じ本を繰り返し読むことこそが、最も贅沢な学びだと思っています。

読書を「反省と決意」に変える|読書ノートを活用した自己成長法
読みっぱなしでは、もったいない|読後の振り返り読書法
本を読んで「いい言葉だったな」と思っても、
そのまま閉じてしまえば、やがて記憶の奥に埋もれてしまう。
私自身、そんな読書を何度もしてきました。
だから今は、読後の「振り返り」をセットにすることを意識しています。
1冊読み終えたら、ノートを開き、心に残った言葉や行動のメモを見返す。
すると、「これはやってみた」「これはまだできていない」と、
自分の中で“実行度”が見えてきます。
本を読むことは「理解」ではなく「変化の準備」。
でも、その準備を現実に変えるのは、読み終えた後の5分間なんですよね。

できていないことは「次の行動のヒント」|行動につながる読書術
私は読書ノートを「反省ノート」としても使っています。
数週間後、あるいは数か月後に見返すと、
「これは実践しきれていないな」と気づくことがある。
でも、その“できていない”こそが大切なんです。
なぜできなかったのかを考えると、
自分の思考グセや弱点、環境の影響などが見えてきます。
たとえば——
- 書いて満足してしまった
- 時間の使い方が悪かった
- 行動に落とし込む仕組みを作っていなかった
こうした反省が、次の行動のヒントになります。
読書は、できたか・できなかったかを確かめるリトマス試験紙のような存在。
そこから得た気づきが、次のチャレンジを後押ししてくれます。
読書は「自分を再起動する時間」|反省と決意を育てる読書習慣
本を開くたびに、「もう一度やってみよう」と思える瞬間があります。
心が少し整理され、迷いが薄れ、再び動き出す力が湧いてくる。
それは、本の中の言葉が、静かに自分の背中を押してくれるからです。
私はよく、落ち込んだり停滞したときほど、
以前読んだ本を開くようにしています。
過去の自分が書いたメモを読み返すと、
「このときの自分も悩んでいたんだな」と、どこか安心するんです。
読書は、単なる情報収集ではなく、自分を立て直すための小さな儀式。
反省して、決意して、また歩き出す。
このサイクルを繰り返すことで、
“読む”が“生きる”につながっていくのだと思います。

読書は“数”より“深さ”|3回読みで人生を変える読書法

読書を重ねるうちに気づいたのは、
「どれだけ読むか」より「どう読むか」が大切だということです。
1冊の本を深く読み、考え、行動に移す。
その経験が、自分の考え方や習慣を少しずつ変えていく。
たった1行の言葉が、次の一歩を導いてくれることもあります。
“3回読み”は、その小さな一歩を確実にするための方法です。
焦らず、比べず、自分のペースで読み返してみる。
すると、不思議と心が整い、新しい視点が生まれてきます。
読書は、積み上げるものではなく、育てていくもの。
1冊の本との深い対話が、
あなたの知的な日常をゆっくりと変えていくはずです。
👉 今日読むその1冊を、もう一度開いてみませんか?
そこには、昨日とは違う“あなたへの言葉”がきっと待っています。
読書を習慣にするコツはありますか?
無理に時間を作ろうとせず、「すきま時間に1ページ」から始めるのがおすすめです。
読むタイミングを決めておくと続けやすく、朝の10分や就寝前の5分など、リズムに組み込むことがポイントです。
同じ本を何度も読む意味はあるのでしょうか?
あります。読むたびに自分の経験や考え方が変化しているので、
同じ本でも新しい気づきが生まれます。
再読は、過去の自分と対話し、成長を確認する時間でもあります。
読書ノートはどんなふうに書けばいいですか?
重要なのは「まとめる」より「考える」こと。
印象に残った言葉や、自分の生活にどう活かせそうかをメモするだけで十分です。
“思考のノート”として使うことで、行動につながります。
読んだ内容を行動に変えるにはどうすればいいですか?
1冊につき「1つだけ実践」を決めるのがコツです。
多くても「3つ」です。
完璧を目指さず、小さく試してみる。
行動した結果を読書ノートに残すことで、読書が学びのサイクルに変わります。



