言葉にしたいのに、
うまくつながらないことがありますよね。
「コツコツ」
「積み重ね」
「継続」
言いたいことはあるのに、
文章にすると、どこか違う。
そんなとき、
私はAIを翻訳係として使っています。
Google検索のように、
思いつくキーワードを、そのまま入れる。
すると、
整った文章が返ってくる。
読んだ瞬間、
「それそれ」と思うことがある。
答えをもらうのではなく、
自分の中にあった感覚を、言葉にしてもらう。
この記事では、
言葉が出てこないときに、
AIを“翻訳係”として使う方法を紹介します。
【この記事でわかること】
うまく言葉にならない感覚を、AIを“翻訳係”として使って無理なく言語化する方法がわかります。
AIは、考えを深めるためだけでなく、
暮らしを記録するためにも使えます。
以下の記事では、
言葉を軽く残す方法を紹介しています。

言葉が出てこないのは、考えていないからではない

感覚はあるのに、文章にならない
「言葉が出てこない」とき、
自分の中が空っぽなわけではありません。
むしろ逆で、
いろいろ感じているからこそ、
うまく言えない。
- なんとなく大事だと思っている
- 方向性は間違っていない気がする
- でも、ひとつの文章にまとまらない
「コツコツ」「積み重ね」「継続」
こんなキーワードは浮かぶのに、
それをどうつなげればいいのか分からない。
言語化できずに、ここで止まってしまう。
大人ほど、言葉を選びすぎる
若い頃より、
言葉に慎重になります。
- 誤解されたくない
- 軽く聞こえたくない
- 自分の実感とズレたくない
だからこそ、
「これじゃない」と何度も消してしまう。
結果として、
何も出せなくなる。
言葉が出てこないのは、
考えていないからではなく、
きちんと考えようとしているからかもしれません。
「翻訳」という発想に変えてみる
そこで発想を少し変えます。
自分がやるのは、
完璧な文章を書くことではない。
浮かんでいるキーワードを、
そのまま渡すことだけ。
- 「コツコツ」「積み重ね」「継続」
- 「やりたい」「怖い」「失敗したくない」
- 「本の言葉」「正しい」「でもしっくりこない」
それを、
AIに翻訳してもらう。
すると、
自分の中にあった感覚が、
少し整った形で返ってきます。
完璧でなくていい。
「それそれ」と思えたら、
もう十分です。
言葉が出てこない背景には、
比較や迷いが影響していることもあります。
以下の記事も、参考になるかもしれません。

AIを“翻訳係”として使う具体的な方法
キーワードは、雑でもいい
翻訳係としてAIを使うとき、
最初から整った文章は必要ありません。
むしろ、
雑なキーワードのほうがいい。
たとえば、
- 「コツコツ」
- 「積み重ね」
- 「継続」
この3つは、
何となく大事だと思っている言葉です。
でも、
このままでは抽象的すぎる。
ここで、AIにこう依頼します。
「コツコツ」「積み重ね」「継続」というキーワードをもとに、
これらをもう少し具体的で伝わる表現に言い換えてください。
実際の言語化例
たとえば、こんな返答が返ってくることがあります。
・派手さはないけれど、毎日少しずつ前に進む姿勢
・結果よりも、過程を信じて続ける力
・目に見えない変化を信頼する態度
読んだ瞬間、
「ああ、そういうことだ」と思う。
自分が言いたかったのは、
単なる“継続”ではなく、
目に見えない変化を信頼する姿勢だったのかもしれない。
この瞬間に、
言葉が一段深くなります。
もう一歩、踏み込ませる
さらに、こんな頼み方もできます。
上記の内容を、
大人向けの文章として2〜3行でまとめてください。
すると、たとえば、
成果を急がず、
今日できることを淡々と積み重ねる。
それが、いつか振り返ったときの土台になる。
こうした文章が出てきます。
そのまま使わなくていい。
でも、
自分の考えが“形”になった感覚が残ります。
翻訳は「思考の整理棚」
AIは、考えを生み出す存在ではありません。
散らばっている言葉を、
一度棚に並べ直してくれる存在。
- 自分の中にある材料を
- いったん整えて
- 返してくれる
だからこそ、
「それそれ」と思える。
ゼロから生み出してもらうのではなく、
自分の中にあったものを、整えてもらう。
それが、この使い方の本質です。
言葉が整うと、
行動も少し軽くなります。
以下の記事では、
行動の一歩を支えるAIの使い方をまとめています。

翻訳係として使うときの注意点

AIの文章を“正解”にしない
AIが整えた文章は、
思った以上にきれいです。
だからこそ、
それを「自分の答え」にしてしまいやすい。
でも、この使い方は
答えをもらうためのものではありません。
AIは、
考えを決める存在ではなく、
考えを整える存在。
しっくりこなければ、
遠慮なく違うと言っていい。
「それそれ」と思える部分だけを拾う。
それ以外は、捨てる。
正解を探し始めた瞬間、
翻訳はまた重くなります。
そのまま使うと、言葉は借り物になる
たとえば、先ほどの
目に見えない変化を信頼する態度
という表現。
とてもきれいですが、
そのまま使うと、
どこか自分の体温とずれることがあります。
一度、自分の言葉に戻す。
- 「焦らない姿勢」
- 「すぐに結果を求めないこと」
- 「今日できることをやること」
少し言い換えるだけで、
言葉はちゃんと自分のものになります。
翻訳された文章は、
完成形ではなく、たたき台。
そこから一度、自分の手を入れる。
この工程があるかどうかで、
言語化はまったく違うものになります。
違和感は、削るのではなく“観察する”
AIの文章に対して、
- ちょっと強すぎる
- きれいすぎる
- 前向きすぎる
と感じることがあります。
その違和感は、
消すべきノイズではありません。
むしろ、
そこに自分の本音がある。
「そんなに立派じゃない」
「そこまで自信はない」
そう思ったなら、
その感覚を優先する。
翻訳係は、
あなたの内側を代弁する存在ではありません。
最後に選ぶのは、
いつも自分です。
AIは“補助線”、主語は自分
この使い方で大事なのは、
主語をAIにしないこと。
- 「AIが言っているから」
- 「こう書いてあったから」
ではなく、
- 「私はこう思う」
- 「私はこう整えたい」
その補助線としてAIを使う。
翻訳係は、
あくまで隣にいる存在です。
言葉を整えるのはAIでも、
言葉を引き受けるのは自分。
その距離感が保てれば、
この使い方はとても健全です。
言語化は「整える」ことであって「証明する」ことではない
言葉にしようとすると、
どこかで力が入ります。
正確に。
論理的に。
間違いのない表現で。
でも、それは
誰かに説明するときの姿勢です。
今回の使い方は、
誰かを説得するためではありません。
まずは、
自分の中を整えるため。
「コツコツ」「積み重ね」「継続」という言葉も、
他人に語る前に、
自分の中で意味が定まっているかどうか。
AIを翻訳係にすると、
言葉が一度、外に出ます。
外に出た言葉を読み直すと、
自分の考えが少し客観視できる。
それだけで、
思考は一段、落ち着きます。
言語化は、
証明ではなく、整流です。
散らばったものを、
一度まっすぐに流してみる。
その作業に、AIはちょうどいい。
まとめ|言葉をひとりで抱え込まない
言葉が出てこないとき、
「まだ考えが足りない」と思いがちです。
でも多くの場合、
考えはすでにあります。
ただ、
言葉の形になっていないだけ。
そんなときは、
- キーワードを並べる
- AIに翻訳してもらう
- しっくりくる部分だけ拾う
- 少しだけ自分で直す
それだけで、
思考はちゃんと前に進みます。
翻訳係を使うことは、
思考を手放すことではありません。
むしろ、
自分の言葉を見つけるための一歩手前の作業。
言葉をひとりで抱え込まなくていい。
それだけで、
ずいぶん楽になります。
行動の一言
今日、
うまく言えないことがあれば、
キーワードを3つ、
そのままAIに投げてみてください。
文章にならなくても構いません。
「それそれ」と思えたら、
もう十分、整っています。

