やるべきことは、放っておくと増えていきます。
本当は
「今日はやらなくてもいい」
「今じゃなくていい」
そう思っていることでも、
- できるならやる
- 断るほどでもない
- 空いているから入れてしまう
そんな理由で、つい手をつけてしまう。
気づくと、
やらなくてもいいことに、いちばん疲れている
という状態になります。
そこで最近、試しているのが
**「やらない理由を、自分で考えない」**というやり方です。
やらない判断を、
意志や気合で決めるのではなく、
AIに理由だけ作ってもらう。
サボるためでも、逃げるためでもありません。
ただ、判断の負担を軽くするため。
この記事では、
AIを使って「やらない理由」を作り、
無理なく行動を減らす方法を紹介します。
考えすぎず、そのまま試せる形でまとめました。
「やらない理由」を作るとはどういうことか

ここでいう「やらない理由を作る」とは、
自分を甘やかすことではありません。
- やらない言い訳を探す
- 逃げ道を用意する
- サボる理由を正当化する
そうした話ではありません。
やっているのは、
判断の負担を減らすことです。
「やる・やらない」は意外と重い
一つひとつは小さな行動でも、
- これ、今やる?
- 後でいい?
- 断るほどじゃない?
こうした判断が積み重なると、
気づかないうちに疲れてきます。
しかも「やらない」選択には、
罪悪感がついて回りやすい。
だから多くの場合、
考える前に「やる」を選んでしまいます。
AIがやるのは「判断の肩代わり」
ここでAIに頼むのは、
決断そのものではありません。
- やるかどうかを決めてもらう ❌
- 正解を出してもらう ❌
そうではなく、
「やらなくても成立する理由」を
言葉にしてもらうだけです。
理由が一つでも言語化されると、
判断は一気に軽くなります。
自分で考えない、という選択
「やらない理由」を
自分で考えようとすると、
- これでいいのか
- もっと頑張るべきでは
- 怠けているだけでは
と、内側で議論が始まります。
AIに任せると、
その議論自体が起きません。
外から理由が一つ差し出される。
それだけで十分です。
やらない=価値を下げる、ではない
やらないことは、
価値を下げることではありません。
- 今日はやらない
- 今回は見送る
- 今は優先しない
それは単に、
順番を変えているだけです。
AIで「やらない理由」を作るのは、
その順番を、
無理なく整理するための使い方です。
判断を軽くするという点では、AIに「別の視点」を一度だけ体験させる使い方もあります。

なぜ「やらない理由」は自分で作れないのか
「やらない理由」を自分で考えようとすると、
思った以上にエネルギーを使います。
それには、いくつか理由があります。
罪悪感が先に立ってしまう
多くの場合、
「やらない」という言葉の前に、
罪悪感が立ち上がります。
- やらない=手を抜いている
- やらない=怠けている
- やらない=誰かに迷惑をかける
そんな前提が、
無意識のうちに動いています。
だから理由を考える前に、
自分を責める方向に進んでしまう。
「できるならやるべき」思考
体力や時間に、
ほんの少し余裕があると、
「できるなら、やった方がいい」
「断るほどじゃない」
という考えが出てきます。
でもこの思考は、
余白を前借りして使ってしまう
という特徴があります。
結果として、
- 余裕がなくなる
- 疲れが溜まる
- 判断が雑になる
という循環に入っていきます。
判断コストが高すぎる
やらない理由を作るには、
- 状況を説明し
- 正当性を考え
- 自分を納得させ
というプロセスが必要になります。
これは、小さな行動に対しては
明らかにコストが高い。
だから、
「考えるくらいなら、やってしまおう」
となりやすいのです。
自分の中だけで完結させようとするから
やらない理由を、
すべて自分の中で完結させようとすると、
- 判断
- 正当化
- 感情の処理
を同時に行うことになります。
これを一人でやるのは、
意外としんどい。
だからここで、
外部の視点を一つ入れます。
それが、AIです。
AIを挟むと何が変わるか
AIは、
- 責めない
- 期待しない
- 評価しない
ただ、
「やらなくても成立する理由」を
淡々と並べてくれます。
その一言があるだけで、
判断の重さは大きく下がります。
ここからは、AIを使ってそのまま試せる実践です。
実践①:AIに「やらない理由」を作らせる

最初の実践は、とても単純です。
やろうか迷っている行動を、そのままAIに渡すだけ。
大きなことじゃなくて構いません。
むしろ、日常の小さな行動ほど向いています。
- 今日やろうと思っていた作業
- 気が重い連絡
- つい引き受けそうな用事
やり方(1分)
AIに、こう伝えます。
この行動をやらなくていい理由を、
3つだけ挙げてください。
責める言い方は使わないでください。
続けて、
「やろうか迷っている行動」を1つ書きます。
それだけです。
ここでのポイント
- 3つだけにする
- 正解かどうかは考えない
- 納得できなくてもOK
理由が一つでも出てくれば、
この実践は成功です。
実際に起きること
AIが出してくる理由は、
意外と当たり前なものが多いです。
- 今やらなくても困らない
- 他の優先事項がある
- 今日は回復を優先してもいい
でも、それで十分です。
自分の頭の中では出てこなかった
「やらなくていい」という言葉を、
外から受け取ることに意味があります。
すぐ決めなくていい
この時点で、
- 本当にやらない
- やっぱりやる
どちらを選んでも構いません。
目的は、
判断を軽くすること。
やらない理由を一度見ただけで、
「やる/やらない」の緊張が下がればOKです。
実践②:「今日はやらない」を決める使い方
次の実践は、
**完全にやめるのではなく、「今日は外す」**という使い方です。
「ずっとやらない」と決めると重くなりますが、
「今日はやらない」なら、判断はぐっと軽くなります。
やり方(これも1分)
AIに、こう伝えます。
今日はこの行動をしない前提で、
1日が成立する理由を1つだけ教えてください。
続けて、
今日は外したい行動を書きます。
- 今日の家事
- 今日の作業
- 今日の連絡
今日という言葉を意識するのがポイントです。
理由は1つで十分
ここでは、
理由をたくさん集める必要はありません。
- 今日は他に優先したいことがある
- 今日は体力を回復する日
- 明日以降でも影響がない
1つあれば、外せます。
理由が1つあるだけで、
「やらない」が選択肢として成立します。
「今日は」という枠が効く
この使い方の良いところは、
未来を縛らないことです。
- 明日はやるかもしれない
- 来週はやるかもしれない
今日は外す。
それだけ。
この「仮の判断」があるだけで、
罪悪感はかなり下がります。
1日が壊れない感覚
AIに理由を言ってもらうと、
「これをやらなくても、今日1日はちゃんと回る」
という感覚が持てます。
やらないことよりも、
1日が成立するかどうかを見る。
この視点が、
判断を楽にしてくれます。
判断そのものを先延ばしにしたいときは、AIに一度預けるという使い方もあります。

実践③:「やらない」ことで守れるものを見る

ここまでで、
「やらない理由」を作る感覚には、
少し慣れてきたと思います。
最後の実践では、
やらないことで“失うもの”ではなく、
“守れるもの”を見るようにします。
やり方(これも1分)
AIに、こう伝えます。
この行動をやらないことで、
守れる時間・体力・気力があれば教えてください。
続けて、
やろうか迷っている行動を書きます。
それだけです。
見るポイントは「代わりに何が残るか」
この実践では、
- やらないとどうなるか
- やらなかったら困らないか
ではなく、
やらないことで、何が残るか
に目を向けます。
たとえば、
- 30分の余白
- 夜に疲れを持ち越さないこと
- 判断をこれ以上増やさないこと
こうしたものが、
静かに守られていることに気づきます。
「やらない」は消極的じゃない
やらない選択は、
何もしないことではありません。
- 体力を次に回す
- 集中力を温存する
- 気力を使う場面を選ぶ
という、能動的な判断です。
AIに言葉にしてもらうことで、
その判断が見えやすくなります。
守るものが見えると、罪悪感が下がる
やらない理由だけだと、
まだ少し引っかかることがあります。
でも、
「これをやらないことで、これが守れる」
と分かると、
やらない選択が前向きに見えてきます。
それだけで、
判断はかなり楽になります。
やってみて分かったこと
この「AIでやらない理由を作る」使い方を続けてみて、
自分の癖が、はっきり見えてきました。
私はどちらかというと、
「今日やれることは、今日やろう」
というタイプです。
「今日やろう」が、次の日に影響することがある
その考え方自体は、
悪いものではありません。
でも実際には、
- その日は乗り切れた
- でも翌日に疲れが残る
- 判断が鈍る
- 気力が落ちる
ということが、結構ありました。
「今日をきれいに終わらせたつもりが、次の日を削っていた」
そんな状態です。
やらない理由があると、ブレーキを踏みやすい
AIに「やらない理由」を作ってもらうと、
その場で一度、立ち止まれます。
- 今日はここまででいい
- 明日に回しても問題ない
- 今日は回復を優先する
そう言われると、
無理にアクセルを踏み続けなくていい
と感じられました。
「できる」ではなく「続くか」で見るようになった
以前は、
- 今日できるか
- 今やれるか
で判断していました。
でも今は、
- 明日に影響しないか
- これをやっても余裕が残るか
という視点が、
少しだけ入るようになりました。
大きな変化ではありません。
でも、この違いは意外と効きます。
やらない判断は、弱さじゃなかった
やらない理由を作る前は、
どこかで、
「やらない=弱い」
「やらない=甘え」
と思っていた気がします。
でも実際には、
翌日の自分を守る判断でした。
AIは、そのことを
淡々と言葉にしてくれただけです。
この使い方が向いているタイミング
この「AIでやらない理由を作る」使い方は、
誰にでも必要なものではありません。
特に向いているのは、
「今日やれることは、今日やる」タイプの人です。
その日を乗り切れてしまう人
- 多少無理すれば、今日は回せる
- 気合を入れれば、終わらせられる
- 責任感がある
こういう人ほど、
「今日は大丈夫」を積み重ねがちです。
でもその結果、
翌日の集中力や判断力が削られていく
ことがあります。
「やらない判断」が遅れがちなとき
- 断るほどではない
- 今やらなくてもいいけど、できなくはない
こういうグレーな行動が増えてきたら、
この使い方の出番です。
AIに理由を作ってもらうことで、
判断を一段手前で止めることができます。
頑張りすぎている自覚があるとき
- 最近、疲れが抜けにくい
- 判断が雑になっている
- 気力で押している感じがする
そんなときは、
「もっと頑張る」ではなく、
やらない選択を増やす方が効くことがあります。
決断ではなく「免除」がほしいとき
この使い方は、
人生を変える決断のためではありません。
- 今日は外していい
- 今回は免除していい
そう言ってもらうためのものです。
AIは、その役にちょうどいい距離にいます。
1分ワーク|今日やらなくていいことを1つ外す
1️⃣ 今日やろうとしていることを1つ選ぶ
2️⃣ AIにこう伝える
この行動をやらなくていい理由を、
責めない言い方で1つ教えてください。
返ってきた理由を見て、
実行するかどうかは決めなくて構いません。
見るだけで、このワークは終わりです。
「今日やれることは今日やる」タイプの人ほど、未来の視点を一度借りると楽になることがあります。

まとめ
やる理由は、
放っておいても増えていきます。
でも、
やらない理由は、
意識しないと出てきません。
「今日やれることは、今日やる」
その姿勢がある人ほど、
翌日の自分を削ってしまうことがあります。
AIでやらない理由を作るのは、
怠けるためではなく、
続くリズムを守るための使い方です。
頑張りすぎそうな夜に、思い出せば十分です。


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