「もっと気楽に動けたらいいのに」
「もう少し雑にできたら楽なのに」
そう思うことはあっても、
性格を変えるのは簡単ではありませんよね。
でも最近、試してみて面白かったのが
**「自分はそのまま、別の性格を“体験だけ”してみる」**というやり方です。
やるのは、AIに
「雑な自分」「慎重すぎる自分」「楽観的な自分」
を演じてもらうだけ。
自分が変わる必要はありません。
行動を変える必要すらない。
ただ、
「もしこの性格だったら、今日はどうするか?」
を一度だけ覗いてみる。
それだけで、
いつもの選択が少し軽くなることがあります。
この記事では、
AIに「別の性格の自分」を演じてもらい、
性格を変えずに行動を軽くする方法を紹介します。
判断を軽くする方法としては、AIに「やらない理由」を作らせる使い方もあります。

「別人格を体験する」とはどういうことか

ここでいう「別人格を体験する」とは、
自分の性格を変えようとすることではありません。
性格診断をしたり、
理想の自分像を考えたり、
自己分析を深めたりする話でもありません。
やることは、とてもシンプルです。
AIに、別の性格を設定する。
その性格で、今日の行動を“処理”してもらう。
自分は横で眺めているだけ。
例えば、
- かなり雑な自分だったら、どう進めるか
- 慎重すぎる自分だったら、何を優先するか
- やけに楽観的な自分だったら、どこで割り切るか
こうした「もしも」を、
自分の頭ではなく、AIの中で動かしてみるだけです。
ポイントは、
その結果を真似しなくていいということ。
「なるほど、そういうやり方もあるのか」
と一度見ておくだけで十分です。
性格は変えられなくても、
選択肢を一度、外から眺めることはできる。
この「距離感」こそが、
AIで別人格を体験する一番のメリットです。
AIは、考えを深めるためだけの道具ではありません。
迷ったときに「一度、決断を預ける」ような使い方もあります。

今回試す「3つの別人格」
今回は、あまり考え込まずに試せるよう、
性格を3つだけに絞ります。
どれも「なりたい自分」ではありません。
あくまで、極端に振った仮の人格です。
自分に合う・合わないを判断する必要もありません。
「今日はこれを動かしてみるか」
そのくらいの軽さで十分です。
かなり雑な自分
- 細かいことは気にしない
- 完璧は目指さない
- 8割できたら先に進む
この人格は、
考えすぎて止まりがちな日に向いています。
「本当はもう動いていいのに」
そんな場面で、どう処理するかを見るための役です。
慎重すぎる自分
- 無理をしない
- 失敗を避ける
- 余裕を優先する
この人格は、
勢いで進みすぎている日に役立ちます。
「今日はブレーキを踏むとしたら、どこか」
を教えてくれる存在です。
やけに楽観的な自分
- なんとかなる前提
- 気分を優先
- 細かい理由は考えない
この人格は、
自分に厳しくなりすぎた日に効きます。
「今日はこれで成立している」
そう言い切る役を担ってもらいます。
ここからは、実際にAIを使って試していきます。
読みながら、そのままコピペでOKです。
実践①:別人格に「今日の予定」を処理させる

最初の実践は、とても簡単です。
今日の予定を、別人格にそのまま渡すだけ。
計画を立て直す必要はありません。
反省もしません。
やるのは「処理を任せる」だけです。
やり方(1分でできます)
まず、AIにこう伝えます。
あなたは「かなり雑な私」です。
今日の予定を書きます。
その性格で、どう進めるかだけ教えてください。
次に、今日の予定をそのまま箇条書きします。
- 仕事のタスク
- 家事
- 用事
- やろうと思っていること
整理しなくて大丈夫です。
思いつくまま書いて構いません。
ここで大事なルール
- 複数案は出させない
- 理由や解説は求めない
- 良し悪しを判断しない
「その性格なら、こうする」
それだけ見られれば十分です。
実際に起きること
多くの場合、
自分が考えているよりも
- あっさり切る
- 後回しにする
- 雑にまとめる
そんな処理が返ってきます。
それを見て、
「こんなやり方もあるのか」
と思えれば成功です。
真似する必要はありません。
採用しなくても構いません。
ただ、
別の処理のされ方を一度見る
それだけで、今日の動き方が少し軽くなります。
実践②:別人格に「判断」をさせてみる
次は、予定全体ではなく、
いま迷っていることを1つだけ別人格に渡します。
大きな決断である必要はありません。
むしろ、日常の小さな判断のほうが向いています。
- 今日はこれをやるか、やらないか
- 今連絡するか、後にするか
- 無理して進めるか、今日は止めるか
こうした「どちらでもいいけど迷うこと」を使います。
やり方(これも1分)
AIに、人格を指定してこう伝えます。
あなたは「慎重な私」です。
この状況でどう判断するか、
一言で答えてください。
続けて、迷っている状況を書きます。
ポイントは、
説明しすぎないこと。
背景や事情を丁寧に書く必要はありません。
自分が迷っている事実だけで十分です。
見るべきポイント
返ってきた答えを見て、
「正しいかどうか」を考えないでください。
代わりに、
こんな視点で眺めます。
- 自分は、ここまで慎重に考えていなかったな
- 逆に、これは気にしすぎかもしれない
- この判断基準、覚えておくと楽かも
採用するかどうかは後回し。
まずは、
「この人格は、こう切るのか」
と眺めるだけで十分です。
別人格を変えてみるのもおすすめ
同じ判断を、
- かなり雑な自分
- やけに楽観的な自分
にも投げてみると、
返ってくる答えはかなり変わります。
それを見るだけで、
「今の自分は、どこに寄っているか」
が自然と分かってきます。
分析しなくて大丈夫です。
感じるだけでOKです。
判断を軽くするという点では、
AIを「すぐ答えを出さない相手」として使う方法もあります。

実践③:別人格に「今日はこれでいい」と言わせる

最後の実践は、
何かを決めるためではありません。
今日を終わらせるための使い方です。
「まだ足りない気がする」
「もう少しやれたかもしれない」
そんな気分のまま1日を終えそうなときに、
別人格に一言だけ言ってもらいます。
やり方(1分)
今回は、楽観的な自分を使います。
あなたは「やけに楽観的な私」です。
今日がこれで成立している理由を
1つだけ教えてください。
そのあと、
今日の出来事を簡単に書きます。
- やったこと
- できなかったこと
- 気になっていること
箇条書きで十分です。
大事なのは「理由は1つだけ」
ここで、
長い説明や複数の理由は要りません。
- 今日はここまでで十分
- これだけやれたから成立
- 今日は休む日だった
そんな一言で構いません。
自分に言うには難しい言葉を、
別人格に代わりに言ってもらう。
それが、この使い方です。
効果は「納得」ではなく「区切り」
返ってきた言葉に、
完全に納得できなくても大丈夫です。
「まあ、そういう見方もあるか」
と思えれば、それで十分。
今日を引きずらずに終わらせる。
そのための小さな区切りとして使います。
やってみて分かったこと
この「別人格を体験する」使い方を続けてみて、
強く感じたことは多くありません。
でも、それがちょうどよかったと感じています。
性格は、やっぱり変わらない
何度やってみても、
自分の性格が変わった感じはありません。
慎重な人は慎重なまま。
考えすぎる人は考えすぎるまま。
でも、それで問題ありません。
それでも「選択肢」は増える
別人格の答えを見ることで、
- こんな切り方もある
- ここで止めてもいい
- 雑に進めても成立する
そうした別の処理の仕方を、
一度だけ目にすることができます。
それだけで、
「今のやり方しかない」
という感覚は、少し薄れますよ。
真似しなくていいのが続く理由
この使い方が続いた理由は、
真似する必要がなかったからです。
採用しなくてもいい。
正解にしなくてもいい。
ただ見るだけ。
それくらいの距離感だから、
特に負担にならず、面白い経験でした。
AIは「決める存在」ではなかった
この使い方では、
AIが何かを決めてくれる感覚はありません。
むしろ、
「自分は、こうじゃなくてもよかったんだな」
と気づかせてくれる存在でした。
AIをどう使うかよりも、
「どの距離感で置くか」を意識すると、暮らしへの入り方が変わります。

おすすめの使いどころ
この「別人格を体験する」使い方は、
毎日やる必要はありません。
むしろ、
うまくいかない日や、引っかかる日に向いています。
迷って動けないとき
- 何から手をつけるか決まらない
- 小さな判断に時間がかかる
そんなときは、
かなり雑な自分に一度だけ任せてみます。
「その性格なら、どう切るか」
を見るだけで、止まっていた感覚が動き出します。
自分に厳しくなりすぎたとき
- まだ足りない気がする
- 休むことに罪悪感がある
そんな日は、
やけに楽観的な自分に登場してもらいます。
自分では言えない一言を、
代わりに言ってもらうだけで十分です。
勢いで進みすぎているとき
- 予定を詰め込みすぎている
- 無理を前提に動いている
そんなときは、
慎重すぎる自分を呼び出します。
ブレーキを踏む位置を、
一度だけ教えてもらいます。
判断を軽くしたいとき
この使い方の一番の価値は、
判断を軽くすることにあります。
決めるためではなく、
決めなくていいと分かるため。
それだけで、
暮らしは少し楽になります。
1分ワーク|今日は、どの人格に任せてみますか?
難しく考える必要はありません。
今日は、どれか1つ選ぶだけでOKです。
- かなり雑な自分
- 慎重すぎる自分
- やけに楽観的な自分
選んだら、AIにこう伝えてみてください。
あなたは「◯◯な私」です。
今日の状況を書きます。
その性格で、どう処理するかだけ教えてください。
返ってきた答えを、
採用しなくても構いません。
「こういう切り方もあるのか」
と一度見るだけで、このワークは終わりです。
まとめ
性格は、無理に変えなくていい。
行動も、急に変えなくていい。
AIの中でだけ、
別の自分を一度動かしてみる。
それだけで、
いつもの選択が少し軽くなることがあります。
考えすぎたとき、
動けなくなったとき、
うまく終われない日。
そんなときに思い出せる、
小さな擬似体験として、
この使い方を置いておいてください。
迷った日や、うまく終われない日に、思い出せば十分です。

