内向的な自分を変えたい。
そう思ったこと、ありませんか?
実は私も、中学時代までは人前に出るのが苦手でした。
発表となるとドキドキ。声も小さく、つい後ろに下がってしまうタイプ。
でも少しずつ工夫を重ねて、今では「行動してみる」「失敗しても気にしない」「目の前に集中する」を大切にしています。
その方法が、偶然にもジル・チャンさんの『謙虚な人の作戦帳』にしっかり書かれていました。
本を読みながら「これ、まさに自分がやってきたことだ!」と驚いたんです。
今日はその中から、今でも実践している3つのポイントをご紹介します。
あなたはどんな方法で、自分を変えてきましたか?
『謙虚な人の作戦帳』とはどんな本か?

『謙虚な人の作戦帳』は、控えめで内向的な人でも、自分らしさを武器にできる方法を紹介した一冊です。
著者のジル・チャンさんは、台湾出身のPRコンサルタント。
幼いころから内向的で、人前に出るのが苦手でした。
けれど、その性格を否定するのではなく「強みに変える」工夫を積み重ねてきた人です。
今では国際的な舞台で活躍し、TEDでも登壇するほどの存在になっています。
この本には、そんな著者の体験から生まれた小さな実践が数多く書かれています。
例えば――
- 行動してみる勇気を持つこと
- 失敗を恐れずに学びに変えること
- 目の前のプロセスを楽しむこと
どれも派手ではなく、誰でもできる工夫ばかり。
だからこそ、「自分にもできそうだ」と思える内容なんです。
内向的でも一歩踏み出せる!「よし、やってみよう!」の力
『謙虚な人の作戦帳』でまず心に残ったのは、「よし、やってみよう!」という姿勢です。
著者のジル・チャンさんは、内向的な性格を持ちながらも、小さな挑戦を積み重ねることで自分を変えていきました。
「考えるより先に一歩動く」ことが、自分を成長させる一番の近道だと伝えています。
実は、これは私自身の経験とも重なります。
中学時代までは、私も人前に出るのが苦手で、なるべく目立たないように過ごしていました。
けれど、ほんの小さな「やってみる」から挑戦を始めたことで、少しずつ自信を持てるようになっていったのです。
その延長線上に、今の自分があります。
会社員時代には、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)のプロジェクトを数多く立ち上げました。
特徴的なのは、すべて自分で企画して始めていることです。
最初の一歩は、いつも「よし、やろう!」の一言からでした。
アイデアが浮かんだらまず動く。
計画や調整はそのあと。
最初の小さな行動がなければ、大きな改革につながることはありませんでした。
もちろん、挑戦するたびに不安や反対意見はつきまといます。
ですが、一度行動してしまえば状況は動き出す。
そこから改善を重ねることで成果へとつながっていきました。
こうして行動を積み重ねるうちに、「内向的な自分は変われない」という思い込みも、少しずつ消えていったのです。
フリーランスになった今も、この姿勢は変わりません。
ChatGPTを知ったときも、本を読んで「これは面白そうだ!」と思った瞬間に使い始めました。
そして試行錯誤を重ねる中でアイデアが生まれ、このブログを書くようになったのです。
即行動。
シンプルですが、そこには「内向的だから」と諦めていた自分を変えてくれる力があります。
小さな一歩の積み重ねが、自分を新しい場所へと連れて行ってくれるのだと思います。


失敗を恐れない!控えめな人が成功に近づく考え方
『謙虚な人の作戦帳』の中で、もう一つ大切なメッセージがあります。
それは「失敗は確率論にすぎない」という考え方です。
どんなに準備しても、自分でコントロールできない要因は必ずあります。
だから失敗しても、それ自体は「問題なし」。
むしろ、そこから学びを得ることが大事なのだと著者は語ります。
内向的だった頃の私は、この「失敗」という言葉にとても敏感でした。
人前で失敗したら恥ずかしい。
周りにどう思われるかが気になって、なかなか行動できなかったのです。
ですが、実際に小さな挑戦を重ねてみると「失敗しても案外大したことはない」と気づきました。
むしろ、そこから得られる気づきの方が大きかったのです。
会社員時代のBPRプロジェクトでも、数え切れないほどの失敗を経験しました。
提案が通らないこともあれば、導入した仕組みがうまく機能しないこともありました。
ときには、チーム全体が苦しい状況に陥ることもありました。
ですが、振り返ってみると、その失敗が次の改善につながっているのです。
失敗がなければ、より良い仕組みも、より効率的な方法も見つけられなかったでしょう。
フリーランスとして活動する今も同じです。
新しい挑戦をすれば必ず「思った通りにいかない」ことは出てきます。
ChatGPTの活用も最初からスムーズにいったわけではありません。
ですが試して、間違えて、また直す。
その繰り返しの中で、自分のやり方を見つけてきました。
大切なのは、失敗を恐れないこと。
むしろ「失敗は次のチャンスを連れてくる」と考えれば、心がずっと軽くなります。
内向的で行動をためらっていた自分も、この考え方を持つようになってから、一歩を踏み出すことがぐっと楽になりました。
失敗はゴールではなく、通過点。
だからこそ「問題なし!」と笑って進んでいきたいのです。

ゴールよりプロセス!内向的な自分を変える習慣
『謙虚な人の作戦帳』で繰り返し語られているのは、ゴールにとらわれず、プロセスを大事にする姿勢です。
結果を求めすぎるとプレッシャーで動けなくなってしまう。
でも、目の前の小さな課題に集中していれば、気づけば大きな成果につながっている——著者のそんな考え方は、とても現実的で力強いものです。
これは、私が内向的な自分を変えていく過程でも同じでした。
かつての私は、人前に立つことを考えるだけで不安になり、「失敗したらどうしよう」と結果ばかりを気にしていました。
けれども、「まずは今できることに集中しよう」と意識を切り替えたことで、不思議と緊張が和らぎ、挑戦を楽しめるようになったのです。
会社員時代のBPRプロジェクトでも、この考え方は大きな支えになりました。
巨大なシステム改革を前に「本当にやり遂げられるのか」と不安に押しつぶされそうになることもありました。
けれど、プロジェクト全体の成功ばかりを追いかけず、「今日はこの工程を終える」「今週はここまで形にする」と目の前のプロセスに集中すると、次の一歩が自然と見えてきました。
その積み重ねが、最終的に大きな成果へとつながっていったのです。
フリーランスとして独立してからも、この「今に集中する習慣」は欠かせません。
新しい分野に挑戦するとき、不安や迷いは必ず出てきます。
ChatGPTを使い始めたときもそうでした。
「果たして使いこなせるのか?」と考えれば不安しかありませんが、「今日は一つプロンプトを試してみよう」「このアイデアを記事にしてみよう」と小さな行動に集中することで、いつの間にか知識もスキルも広がっていきました。
結果は後からついてくる。
だからこそ、ゴールを見据えながらも、まずは今できる一歩に全力を注ぐ。
この姿勢が、内向的だった自分を変え、知的生活を豊かにしてくれているのだと思います。

まとめ
ジル・チャンさんの『謙虚な人の作戦帳』は、内向的な人が自分を変えていくための小さな工夫が詰まった一冊でした。
私自身も、
- 「よし、やってみよう!」と即行動すること
- 失敗は確率論と割り切り、学びに変えること
- ゴールよりもプロセスを楽しみ、今に集中すること
この3つを心がけることで、内向的だった自分を少しずつ変えてこられました。
ただし、この本が紹介しているのは、この3つだけではありません。
全18章にわたり、控えめな人が自分らしさを活かしながら前に進むためのヒントが、具体的なエピソードとともに紹介されています。
今回取り上げたのはそのごく一部にすぎません。
大切なのは、一度で大きく変わることではありません。
小さな行動を積み重ねるうちに、「自分でもできる」という感覚が育ち、やがて大きな変化につながっていきます。
あなたは今、どんな一歩を踏み出せそうですか?
もし迷ったら、「よし、やってみよう!」と小さな挑戦から始めてみてください。
きっと新しい自分に出会えるはずです。
そしてさらに深く学びたい方は、ぜひ『謙虚な人の作戦帳』を手に取ってみてください。
知的生活を豊かにするヒントが、きっと見つかるはずです。




