やりたいことがあるのに、気づけば先送り。
頭の中では何度もシミュレーションしたのに、結局モヤモヤ…。
そんな経験、ありますよね?
でも大丈夫。あなたが動けないのは、怠けているからでも、才能がないからでもありません。
ただ「問いかける言葉」を知らないだけなんです。
堀江信宏さんの『自問力』には、行動のスイッチを押してくれる5つの質問があります。
たった1つ答えるだけで、不思議と気持ちが前に進むんです。
👉 この記事を読めば、5つの質問を理解し、実際に行動へとつなげる具体的な方法がわかります。
さあ、今日から一緒に始めてみませんか?
質問1:自分にとって本当に大切なことは何か?

「これが正しい」と言われる生き方に合わせてしまう。
周りの評価や期待に応えようと頑張る。
でも気づけば、「自分は本当にこれを望んでいるのかな?」とモヤモヤする。
そんな経験、ありませんか?
実は、悩みの多くは「自分にとって大切なこと」があいまいなときに生まれます。
他人の価値観に流されて、選択の基準が自分の外にあるからです。
だからこそ最初に投げかけたいのが、この質問。
「自分にとって本当に大切なことは何か?」
一見シンプルですが、とても奥深い問いです。
この質問を通して、問題を「自分ごと」として捉え直せるようになります。
例えば、仕事でトラブルが起きたとき。
「上司にどう思われるか…」と考えると、不安ばかり大きくなります。
でも「自分にとって大切なのは何か?」と問い直せば、「お客様に誠実であること」や「チームの信頼を守ること」といった、自分の軸が見えてくるんです。
軸が見えると、悩みの重さが少し軽くなります。
そして「じゃあ今やるべきことは?」と自然に行動へとつながっていきます。
👉 行動ワーク
紙とペンを用意して、3分だけ時間をとってください。
「自分にとって本当に大切なこと」を3つ書き出してみましょう。
家族でも、挑戦でも、学びでもOK。
思いついたまま、直感で書くのがコツです。
書き終えたら、それを見て「今の自分の行動は、大切なことに近づいているかな?」と考えてみてください。
たったこれだけで、日常の選択の仕方が変わってきます。
👉 行動の積み重ねが、未来を形づくります。
だからこそ、この問いは「夢を自分ごとに変える最強の一言」といえるんです。
質問2:どうして自分はそれを得たいのだろう?
「これが欲しい!」「こうなりたい!」
そう思うことは誰にでもあります。
でも、そこで立ち止まってみましょう。
「どうして自分はそれを得たいのだろう?」
この問いを投げかけると、表面的な願望の奥にある「本当の目的」が見えてきます。
例えば「お金が欲しい」と思ったとします。
その理由を深掘りすると、「安心して暮らしたい」「家族を守りたい」「自由に好きなことをやりたい」など、もっと根源的な動機が現れます。
単に「お金」というモノが欲しいのではなく、その先にある感情や価値を得たいのです。
この「どうして?」を明確にできると、行動のエネルギーが変わります。
目の前の小さな壁にぶつかっても、「なぜこれをやりたいのか」が腹に落ちていれば、迷いに流されなくなります。
逆に、この問いに答えられない目標は、実は自分にとって大切ではないのかもしれません。
👉 行動ワーク
今のあなたが「欲しい」と思っているものを一つ挙げてください。
そして、それに対して「どうして?」と5回繰り返してみましょう。
「どうしてそれを得たいの?」
「さらにどうして?」
これを繰り返すと、本当の願望に近づいていきます。
たとえば「資格を取りたい」→「なぜ?」→「自信をつけたい」→「なぜ?」→「もっと自由に働きたい」→「なぜ?」→「家族と過ごす時間を増やしたい」。
こうして核心に近づけば、自分の心が本当に求めていることがわかります。
👉 この問いは「目的の灯台」を見つけるようなもの。
進むべき方向がハッキリすれば、迷いが減り、エネルギーは自然と行動へと向かいます。
質問3:どうしたらそれを実現できるだろう?
「やりたいことはあるけど、どうせ無理だよな…」
そんなふうに思って、最初の一歩を止めてしまった経験はありませんか?
人はつい「できない理由」を探してしまいます。
時間がない、お金がない、才能がない…。
そう考えると、行動する前からあきらめてしまうんです。
でも、ここで投げかけたいのがこの問い。
「どうしたらそれを実現できるだろう?」
たった一言、問いを変えるだけで脳の動きが変わります。
「無理」から「可能性を探す」方向にシフトするんです。
例えば「英語を学びたいけど時間がない」と思ったとき。
「どうしたらできるだろう?」と問えば、
「通勤時間に音声を聞く」
「毎朝10分だけ勉強する」
「週末にまとめてやる」
と、方法はいくつも見えてきます。
大切なのは、完璧な答えを出すことではありません。
小さな方法でもいいから、まず「できる道」を探すこと。
それが、未来を動かすスイッチになるんです。
👉 行動ワーク
今、あなたが実現したいことを一つ思い浮かべてください。
そして「どうしたらできる?」を制限なく5つ書き出してみましょう。
実現可能かどうかは考えなくて大丈夫。
荒唐無稽でもOKです。
「留学する」でも「英語日記を書く」でもいい。
大事なのは、行動のタネを出すこと。
その中から「今の自分にできそうな一歩」を選べばいいんです。
👉 この問いは、未来に扉を開く魔法の言葉。
不安や言い訳に押しつぶされそうなときこそ、「どうしたら?」と問いかけてみてください。
必ず新しい可能性が見えてきます。
質問4:これは自分の将来にとってどんな意味があるのだろう?
うまくいかなかった。
失敗した。
人に迷惑をかけてしまった…。
そんな出来事にぶつかると、落ち込みますよね。
「なんで自分だけ」「やっぱりダメだ」と、自信を失うこともあります。
でも、その瞬間に立ち止まって自分に問いかけてみてください。
「これは自分の将来にとってどんな意味があるのだろう?」
不思議なことに、この問いを投げかけるだけで視点が変わります。
ただの「嫌な出来事」が「学び」や「成長の材料」に変わっていくんです。
例えば、プレゼンで緊張して話せなかった。
そのままでは「恥ずかしい失敗」です。
でも「将来にとっての意味」を考えれば、
「準備の大切さを知れた」
「次は小さな場で練習しようと気づけた」
と、未来に生きる経験へと変わります。
大切なのは、「良い意味づけ」を自分で選ぶこと。
出来事そのものは変えられなくても、それをどう解釈するかは自分次第です。
👉 行動ワーク
最近あった失敗や嫌な出来事を一つ思い出してください。
そして「これは将来の自分にとってどんな意味がある?」と自問して、一行で書いてみましょう。
「忍耐を学べた」「工夫するきっかけになった」など、小さな意味でも構いません。
書き出した瞬間、その出来事の重さが少し軽くなるはずです。
👉 この問いは、未来を前向きにデザインする力を持っています。
どんな経験も「将来の糧になる」と思えたとき、あなたの行動は止まらず、むしろ強さに変わっていきます。
質問5:今自分がすべきことは何だろう?
「やるべきことはわかっている。
でも、なかなか動けない…。」
そんなジレンマ、よくありますよね。
頭の中では計画を立てているのに、気づけば時間だけが過ぎていく。
そこで役立つのが、このシンプルな問い。
「今自分がすべきことは何だろう?」
未来の大きな目標を追いかけるのは大事。
でも、あまりに大きすぎると「どこから始めればいいかわからない」と立ち止まってしまいます。
だからこそ「今すぐの一歩」にフォーカスするんです。
例えば「本を出版したい」という夢。
いきなり完成原稿を書くのは無理がありますよね。
でも「今やることは?」と問いかければ、
「テーマを決める」
「毎日500文字書いてみる」
「先にブログで発信する」
と、小さなステップに分けられます。
この問いのすごいところは、頭の中の“理想”を“現実の行動”に落とし込めること。
行動が具体的になった瞬間、モヤモヤは薄れていきます。
👉 行動ワーク
あなたの目標や願いを一つ思い浮かべてください。
そして紙に「今自分がすべきことは何?」と書き、その答えを一行で書き出してみましょう。
たとえば「まずは5分調べてみる」「友人に相談する」「机を片付ける」。
小さなことでもかまいません。
そして、それを今日のスケジュールに入れて実行してください。
動けば気持ちが軽くなり、次の一歩も自然と出てきます。
👉 行動の積み重ねが、未来を形づくります。
だからこそ、この問いは「夢を現実に変える最強の一言」といえるんです。
まとめ
悩みやモヤモヤは、なくそうとしてもなくなりません。
でも「正しい問い」を投げかけるだけで、驚くほど頭が整理され、未来が見えてきます。
堀江信宏さんの『自問力』で紹介されている5つの質問は、ただ考えるだけのものではありません。
自分の価値観をはっきりさせ、目的を見つけ、可能性を広げ、失敗を学びに変え、そして最後に行動へと導いてくれる。
まさに「悩みを力に変える道具」なんです。
この本は2017年に出版された少し前のものですが、「問いを立てる力」というテーマは今もまったく色あせていません。
むしろAI時代に入り、答えがすぐに手に入る今だからこそ、自分で問いを立てる力の重要性は増しているといえるでしょう。
大切なのは、この5つの問いを「読む」だけで終わらせないこと。
今日から一つでも実際に問いかけ、紙に書き出してみてください。
さあ、あなたにとって 「今すぐすべき一歩」 は何ですか?
小さなことでも大丈夫。未来は、今日選ぶその一歩から始まります。
もし「問い」を日常に取り入れたいなら、こんな記事もおすすめです。

やるべきことより「やらないこと」を決めると、驚くほど頭が整理されます。シンプルに行動できるヒントが詰まっています。

朝の数分の読書が、1日全体のリズムを変えます。小さく始められる知的な朝習慣を紹介しています。

生活をアップデートする実践的な習慣を20個まとめました。自問力を続けるベースにも役立ちます。
コメント