朝起きて、会社行って、仕事して、帰って寝る。
そんな毎日が、なんだかつまらない。
刺激もなくて、やりがいも感じにくい。
でも、辞める勇気もないし、特別なスキルもない。
「このままでいいのかな…?」って、ふと思う。
もしそんなモヤモヤを抱えてるなら、大丈夫。
あなただけじゃないから。
今回紹介するのは、そんな悩みにヒントをくれる一冊。
『起業家の思考と実践術』山川 恭弘(著)。
「起業なんて関係ない」と思ったあなたにこそ、読んでほしい。
これは“会社を辞めろ”という話じゃない。
「自分のために働く」って、どういうこと?
それをじっくり考えるきっかけになるはずです。
40代男性が感じる仕事の「モヤモヤ」の正体は?

なんで毎日がこんなに退屈なんだろう?
やることはあるし、仕事もちゃんとしてる。
でも、どこか心が置いてけぼり。
それはきっと、「自分で選んで動いていない」からかもしれません。
会社の方針に従い、与えられたタスクをこなす。
評価は上司が決め、報酬も自分では選べない。
そんな環境に長くいると、「自分の人生を自分でコントロールしてる感覚」が薄れてしまいます。
さらに40代になると、ある程度キャリアも固まり、急激な成長や新鮮さを感じにくくなる時期。
家庭もあるし、リスクは避けたい。
でも心の奥では、「もっと自分らしく働きたい」って思ってる。
それが、モヤモヤやつまらなさの正体なんです。
本書『起業家の思考と実践術』では、そんな停滞感を破るヒントがもらえます。
キーワードは、“自己決定”と“内発的な動機”。
つまり、「自分で選んで、自分で動く」こと。
それができるようになると、毎日がちょっとずつ面白くなってくるんです。
“起業家の思考”で働き方を見直そう
「起業家の思考」って聞くと、
なんだか自分とは関係ない話に思えますよね。
でも、本書を読んで驚きました。
それって実は「誰もが使える、日常に役立つ考え方」だったんです。
著者の山川さんが伝えてくれるのは、
会社を辞めて起業しよう!という話ではありません。
むしろ、「会社にいながら、どう自分の人生を自分で選ぶか」。
そこにもフォーカスしているんです。
じゃあ、具体的に“起業家の思考”ってどんなものか?
それは一言でいえば、「他人任せにせず、自分で決めて動く」こと。
たとえば、「会社がどう評価してくれるか」ではなく、
「自分は何に価値を感じて、どこで力を発揮できるか」を考える。
自分の人生のハンドルを、自分の手に取り戻す感じです。
また、起業家は「完璧じゃなくていいから、まず動く」。
小さく試して、修正して、前に進む。
この“動きながら考える”スタイルも、今の会社員にこそ必要なマインドです。
「このままでいいのか」と悩んだとき、
何もしないより、何か小さく始めたほうが確実に前進できます。
それが、起業家のように“自分で道をつくる”ってことなんですね。
起業家の思考は、特別な人のものではありません。
今ここにいる「あなた」が、
今日から取り入れられる“新しいものの見方”なんです。
働き方に光を差す“3つのヒント”
——これ、本書に出てくる一文。ドキッとしませんか?
今まで会社の価値観に合わせて生きてきた。
けれど、ちょっと立ち止まって考えてみる。
「これって本当に、自分のやりたいこと?」
そんな問いが頭をよぎるなら——。
この3つのヒントが、あなたの働き方に光を差してくれるはずです。
✅ 自分の「好き・得意・価値」を見直す
こう著者は言います。
自分の“好き”や“得意”は、他人にとって価値あるものかもしれません。
まずは紙に書き出して、棚卸ししてみましょう。
今の仕事と“好き”がつながる部分は?
ここが見えてくると、働くモチベーションが自然と上がってきます。
✅ 完璧を目指さず“まず動く”
本書には、そんな背中を押してくれる言葉が何度も登場します。
副業を始める。学び直す。社内で新しい提案をする。
どれも大きな挑戦じゃなくていいんです。
まず一歩、小さな行動を起こすことが、未来を変えていく力になります。
✅ 人と比べず「自分の軸」で考える
これは、心に刺さる名言ですよね。
年収や肩書き、周囲の評価。つい比べたくなるけど、
あなたが納得できるかどうかが一番大切です。
“キャリア=生き方”と捉えたとき、
「どう生きたいか」が、仕事の選び方につながってきます。
働き方を変えるって、大きな決断じゃなくていいんです。
ちょっとした気づきと、小さな実践の積み重ね。
それだけで、毎日の景色は変わっていきますよ。
今日からできる実践アクション
「変わりたい。でも、どうしたらいいの?」
そう思ったあなたへ。
いきなり大きな決断をする必要はありません。
大切なのは、“小さく始めること”。
今日からできる3つのアクションをご紹介します。
✅ まずは「自分の棚卸し」をしてみる
ノートとペンを用意して、自分と向き合ってみましょう。
「好きなことは?」「得意なことは?」「やっていて楽しい時間って?」
どんな小さなことでもOK。
書き出していくと、自分の中の“軸”が見えてきます。
おすすめの質問はこんな感じ👇
- 最近、時間を忘れて夢中になったことは?
- 人からよく頼まれることは?
- お金をもらわなくてもやりたいと思えることは?

✅ “動くこと”を日常に取り入れる
完璧じゃなくて大丈夫。小さな一歩でOK。
- 気になる分野の本を1冊読む
- 興味あるオンライン講座に申し込む
- SNSで自分の思いや気づきを発信する
大事なのは、「行動する→気づく→修正する」のループ。
実際に動いてみないと、見えない世界ってたくさんあります。
行動は、未来を変える“種まき”です。
✅ 信頼できる人と話す
一人で抱え込まずに、人に話してみましょう。
家族でも、友人でも、同僚でも。
自分のモヤモヤを言語化することで、
「あ、そういうことだったのか」と気づけることがあります。
もし身近に話せる人がいなければ、
ブログや日記に書いてみるのもおすすめ。
自分との対話も、立派なアクションです。
人生を変えるのは、ほんの小さな一歩から。
今日のあなたの行動が、未来の自分をつくります。
「やってみようかな」と思った今が、動き出すチャンスです!

まとめ|「自分のために働く」思考で、人生に火を灯す
「このままでいいのかな?」
そんな不安やモヤモヤを抱えながら働く40代は、多いですよね。
でも、大丈夫。
答えは“自分の中”にあります。
『起業家の思考と実践術』は、
起業だけをすすめる本ではありません。
むしろ、「会社のため」ではなく、
「自分のために働く」ことの大切さを教えてくれる本です。
キャリアは人生そのもの。
誰かの期待に応えるだけじゃなく、
自分が納得できる生き方を選ぶことが、
これからの時代には求められています。
小さな一歩でもいい。
棚卸しして、行動して、自分の軸を育てる。
その積み重ねが、未来を変えていきます。
あなたは、どんな働き方を選びますか?
さあ、「自分のために働く」人生を、今日から始めましょう。
最後に、本の中から以下の一節を取り上げます。
さて、本書はストーリ仕立てで書かれています。
とても読みやすい本なので、ぜひ読んでみることをオススメします。
