あなたは、手書きのメモを取っていますか?
今はデジタルツールを使った効率的なメモが主流となっていますよね。
でも、手書きメモにはデジタル化されたツールでは得られない大きな力があります。
手書きメモは、単なる情報整理の手段にとどまらず、思考を整理し、アイデアを引き出すための強力なツールとなるのです。
例えば手書きのプロセス自体が思考に深みを与え、手書きでメモを取ることで、記憶が強化され、考えを深めることができます。
また「アイデアを引き出す」という点では、手書きメモの効果は大きく、文字を自分の手で書くことで思考が活性化し、創造的なアイデアが生まれやすくなります。
この記事では、手書きメモを使って思考を整理し、アイデアを引き出すための技法を紹介します。
実際に私自身が、在職中から実践していることです。
具体的なツールや書き方、振り返り方を通して、手書きメモが あなたの日常にどのように活かせるかを考えてみましょう。
手書きメモのツール:ノートと万年筆

手書きメモを最大限に活用するためには、適切なツールを選ぶことが重要です。
最も基本的でありながら、深い思考を引き出すための鍵となるのが、ノートと万年筆です。
ここでは、手書きメモのためのツールとして、ノートと万年筆の選び方を紹介します。
ノートの選び方
ノートを選ぶ際には、用途に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、以下のような種類がありますよね。
- 方眼ノート
方眼ノートは、アイデアを整理するのに最適です。
特に、マインドマップや図表を描く際に役立ちます。
方眼の格子がアイデアを視覚的に整理し、論理的に思考を構築する助けになります。 - 無地ノート
無地ノートは、思考を自由に広げるために最適な選択肢です。
図やアイデアを描きながら、思考を自由に表現できます。
無地のページは、縛られない創造的な発想を促します。 - 線引きノート
線引きノートは、文章を中心に書きたい場合に適しています。
文字を整えて書くことができ、アイデアを文章形式で表現するのに適しています。
オススメは、方眼ノートです。
無地は、字が上手い人向けですね。(クセ字の人は、ガイドがあった方が良いです)
ノートは、自分の使いやすいサイズと質感を選ぶことが大切です。
私のように机に座っていることが多い人には、広げて書きやすい大きなサイズのノートが適しています。
ちなみに、私はミドリのMDノート(方眼)を使っています。
外に持って行く時は机がないので、表紙と裏表紙に丈夫な硬さがあるノートが適していますね。
モレスキンのノートは結構高いので、Amazonベーシック ノートが安い時に購入しています。
万年筆の選び方
万年筆を使うことで、書くことそのものが楽しくなります。
ちょっと知的な感じもしますよね。
万年筆の滑らかな書き心地は、思考をよりスムーズに展開させ、アイデアを手書きで表現することにおいて大きな助けとなります。
万年筆を選ぶ際には以下のポイントを考慮しましょう:
- ペン先の太さ
万年筆にはさまざまなペン先の太さがあります。
基本は、Fですね。
同じFでも海外製と国内製で書いた字の太さが違うのですが、Fならば実用性があります。 - インクの種類
インクにはボトルインクとカートリッジインクがあります。
ボトルインクは経済的で長期間使える反面、インクの補充に手間がかかります。
私は補充する時間も楽しんでいるので、ボトルインクにしています。 - グリップの太さ
自分にあったものを選びましょう。
私は、細めのタイプにしています。
万年筆で書くことは、メモを取る行為をただの作業ではなく、創造的なプロセスにしてくれます。
書くことでアイデアを具体化し、思考を深めることができるので、ぜひ使ってみてください。
メモの書き方:体系的に書く、気づきや学び・行動を3つ書く
手書きメモの効果を最大限に活用するためには、ただ書き留めるだけではなく、体系的に書くことが重要です。
ここでは、効果的なメモの書き方を紹介します。
体系的に書く
手書きメモの際には、アイデアや情報を体系的に整理することが必要です。
単に箇条書きでメモを取るだけではなく、以下の方法を活用することで、メモがより整理され、後で振り返りやすくなります。
- ノートは左右見開きで使う
アイデアを広げるために書くのですから、目一杯書くスペースを確保しましょう。
また、後から追加もできます。
余白なんて気にしないことです。 - 日付とタイトルをノートの左上に書く
読書メモならば本のタイトルと著者を書きましょう。
ふと出てきたアイデアならばアイデアをタイトルにします。
日付は、振り返りの時の大切な情報になります。 - 見出しをノートの中央に書く
一番重要なポイントをノートの中央に書きます。
これにより、重要なキーワードは、中央から広がって行くように書くことになりますよね。
キーワード間の関係も示しやすくなります。
結果的に体系的に書いていくことにつながります。
気づきや学び・行動を3つは書く
手書きメモの中で重要なのは、気づきや学び、行動を3つ必ず書くことです。
これにより、ただの記録にとどまらず、思考が深まり、実生活に活かせる具体的な成果につながります。
- 気づき
読書や会話、問題解決の過程で得た新たな気づきを記録します。
この気づきが思考の出発点となり、その後の学びに繋がります。 - 学び
得た知識や教訓をまとめ、どう活かすかを記録します。
学びを深く掘り下げることで、今後の行動に結びつけやすくなります。 - 行動
メモに書いた内容をどのように実行するかを計画し、具体的な行動に移すためのステップを記録します。
行動を明確にすることで、学びが実践的な成果に変わります。
振り返り:パラパラとめくって振り返る、新たに気づいたことを追加する
手書きメモを効果的に活用するためには、定期的に振り返ることが不可欠です。
メモを単なる記録で終わらせるのではなく、振り返りを通じて新たなアイデアを引き出すことができます。
パラパラとめくって振り返る
定期的に手書きメモを振り返ることで、記録された内容を新たな視点で捉え直すことができます。
振り返りを行うことで、当初は気づかなかったアイデアや関連性に気づくことがあります。
振り返りのタイミングとしては、週に1度や月に1度が効果的です。
新たに気づいたことを追加する
振り返りを通じて新たに気づいたことや深まったアイデアは、メモに追加しましょう。
追加することで、メモは単なる記録ではなく、進化する思考のツールとなります。
例えば、最初に書いたメモに対して、その後の学びや気づきを反映させ、手書きで新たなアイデアを加えることができます。
このプロセスを繰り返すことで、メモは自分の成長とともに進化し、思考が深まります。
まとめ:手書きメモで思考を整理し、アイデアを引き出す習慣を身につけよう
手書きメモは、単なる記録手段にとどまらず、思考を整理し、アイデアを引き出すための強力なツールです。
ノートと万年筆というシンプルなツールを使い、体系的にメモを取ることで、アイデアが深まり、行動に繋がります。
また、定期的に振り返りを行うことで、メモはただの記録にとどまらず、思考の進化を促進するものになります。
手書きメモを日々の習慣として取り入れることで、あなたの思考は整理され、より深いアイデアが引き出されるでしょう。
さあ、今日から手書きメモを使って、思考を整理し、アイデアを広げていきませんか。